2024年6月2日日曜日

心臓 日本vsアメリカ

 心臓のこと。


昨年の夏あたりから動悸や息切れが激しくなってきた。

2015年に手術した心臓の僧帽弁が再び劣化してきているとのこと。でも今すぐどうとかいう状態ではないので様子見だった。

心臓の弁はそれからもずっとゆっくり悪化を続け、4月の帰国前に心拍数が頻繁に上昇し、ハートモニターも2週間装着した。

ソファに座っているだけで、夜中寝ているだけなのに心拍数が150まで上がったりするのだ。

ドクターCが心臓のリズム専門家にも相談したところ、心臓を休ませるお薬を開始したほうがよいとのことで「カーデイゼム」の服用開始となった。

脳梗塞のリスクが5倍、だといわれた。


その後すぐに急性気管支炎を発症した。

二つ目の抗生物質とステロイド剤の増量でなんとか帰国前によくなってきた。

でも息苦しさはなかなか楽にならない。


でも帰国前にゆっくり診察したり検査してる時間がないので、ドクターCから「日本でも診てもらいセカンドオピニオンを聞いてきてくれ」と言われた。

日本で大きな病院で診てもらうとなると町医者の紹介所が必要となるし、まず予約が1か月先になる。

ということで町医者で評判のいい循環器を専門にしている病院を探した。

幸い、大阪の実家から地下鉄1本、40分ほどで行けるところに評判のいい病院を見つけた。

アポもオンラインですんなり取れた。

診察してもらった。

こちらのドクターに言われたことをそのまま伝え、今までの病歴、服用薬を伝えた。


すぐに一通りの検査が始まった。

幸いここの病院内に必要な検査はすべてできるようになっていた。


心電図

胸部レントゲン

CTスキャン

血液検査

エコー(超音波検査)


結果は・・・やぱりアメリカのドクターと同じことを言われた。


24時間のハートモニターも装着して心臓の動きを調べることになった。


不整脈が確認された。


何年も前から自分でも自覚があったし、その都度アメリカのドクターCにも伝えてきたが、心電図にもモニターにも不整脈は確認されていない、という話だった。


日本のドクターに

「像棒弁弁膜症を発症した時点で血栓ができるリスクは高くなる。今の貴方の心臓の状態は、いわゆる心不全であり、『心房細動¥』と言われる症状であり、不整脈があるとさらに血栓ができるリスクは高まり、それが脳に飛ぶと脳梗塞を起こす確率が高まります。今日からでもすぐに血栓ができるリスクを下げるための(血液をサラサラにするための)ワーファリンの服用を開始しましょう」


ということになり、この日からワーファリンの服用が始まった。

ワーファリンの量の調整が難しく、他のお薬との組み合わせも難しく、ビタミンKとの組み合わせが薬の効果を下げてしまうため、食べたり飲んだりできなくなるものがたくさんある。

母も心臓の術後、このワーファリンを開始し、服用量の調整が難しく(頻繁に血液検査を行い、数値をチェックしていかないといけない)、減量したその夜に脳梗塞を起こして右半身不随になってしまった。


まず薬剤師さんに言われたのが

納豆だめ

青汁だめ

ビタミンKがだめなので気をつけてください、と。

納豆が好きで日本滞在中にたくさん食べるつもりでいたのに!!


お薬の説明書にはお酒だめ、とも書いてある。

ビタミンKを調べると


日本茶(緑茶や玉露、抹茶など)だめ

大豆だめ

緑黄色野菜だめ

海藻類(海苔やわかめなど)

青汁(ケールなど)

パセリ

しそ

モロヘイヤ

ひじき

ほうれん草

春菊

バジル

よもぎ

かぶ

なずな

小松菜

エンドウ類

だいこん

昆布類

唐辛子


などなど。

いっぱいあるし。Orz




そのうえ、血がサラサラになる=血が止まらない


怪我をしたり交通事故にでも遭ったら大変だ!!!



この日からワーファリンの服用開始となったのだが・・・


血液検査の数値になんの変化(効果)がない。

増量してまた血液検査をした。

2ミリから4ミリに増量したけれど、やっぱり何の効果もない。


アメリカに戻ってすぐに心臓のドクターに診察してもらってください、と日本での検査結果ともにドクターが手紙を英文で書いてくださった。


アメリカに戻って早速ドクターCの診察をとり、日本のドクターから預かった手紙と検査結果を手渡した。

アメリカでの検査では不整脈は確認できなかった、という。

とりあえずアメリカでもワーファリンを処方されて服用したけれど、血液検査を週に3回行い、数値をチェックしたけれど、効果はやっぱり確認できない。


そして再び咳が止まらなくなり、痰がでたり鼻水が止まらない。

また急性気管支炎か?!


抗生物質の服用が再開した。それでも咳と鼻水は完全に消えない。

ステロイドの増量となった。

5ミリから再び15ミリに。

少しずつ症状が楽になってきた。


ドクターCが心臓のリズム専門家に相談したところ、アメリカの検査結果からは不整脈は確認できない、という。

ということで月曜日からワーファリンの服用中止となった。


ワーファリンの服用中止になると食べることのできる食物がまた’食べられるようになるし、お酒も飲めるようになるし、で嬉しいけれど、もし不整脈があるのにワーファリンとやめてしまったら・・・

いつ血栓が脳に飛ぶかわからない。

毎日爆弾を抱えて生活していかないといけない。


本当に不整脈はないのか?

自分では心臓のリズムは一定でないと感じることが一日に何度もあるけれど。


日本のドクターの判断が正しいのか。

アメリカのドクターの判断が正しいのか。


それとも検査装置の精密さの違いなのか。


わからないけれど、今度その心臓のリズム専門家に会ってこい、というので6月10日に会うことになった。


心臓の手術をしてくれたジョンズホプキンス病院のドクターのアポと肺専門家の診察のアポもとって会ってこい、というのでアポをとった。10月だ。

ちなみに心臓に負担がかかっているため肺内の血圧もあがり44あるらしい。


ということで日本とアメリカ間で意見がことなるため、これから詳しい検査と意見を求めるアポが続きそうだ。






2 件のコメント:

  1. 匿名6/03/2024

    言われることが違うと戸惑ってしまいますよね。
    私は随分前は(入院中だったと思う)ワーファリンを服用していたことがありましたが、突然中止になりました。
    今はバイアスピリンという薬を服用しています(心臓のためかどうかわからない)
    不整脈もそのとき出ていなかったら、なかったということになるみたいですよ。ちょっとだけ不整脈が見つかっても危険なものではないと判断さてたらあまり薬もないような気もします。

    返信削除
  2. えのふむ6/03/2024

    コメントありがとうございます!自分で自覚できる不整脈は、もう何年も前からあるのですが、心臓のモニターを2週間続けて装着していても、それが全く確認されていないと言うのは、なんだか疑問に思いますが、ワーファリンを服用しなくて良いのは、心から嬉しいです!
    私も膠原病を発病してから、ずっと少量のアスピリン(81g)を服用しています。これは膠原病のドクターに処方されたお薬ではありますが、血栓を防ぐための目的で処方されたことを覚えています。お大事になさってくださいね

    返信削除

Thank you for your comment!