2020年12月1日火曜日

コロナで残念な話

コロナワクチンの配布がいよいよ始まるね。^^

まずはフロントラインで働いてくださっている医療関係者や65歳以上の高齢者、ハイリスク患者、などが優先的に受けられるみたいだけど、ハイリスク患者だけどきっと私はコロナワクチン、受けないと思う。 

昨日の診察では

「インフルエンザのワクチンは受けたほうがいいよ。」

とドクターに勧められたけど、今までに受けたことは一度あったかな?程度。

ヒットすればラッキーだけど、その年のインフルエンザのタイプにヒットしなきゃ意味ないし、これ以上身体にケミカルを入れたくないの。

「コロナワクチンは?」

とドクターに聞いたら

「うーん。高価だし、まだまだ副作用の未知の部分があるからねぇ。」

ととりあえずこれは保留にしたほうがいいと。

一般市民にワクチンが回ってくるのは来年の春らしいし、それまでにどうなるか、様子を見てからゆっくり決めてもいいしね。^^

 

しかし。

 一昨日のCBSのニュースだったかな?

コロナパンデミックでアメリカの4人に1人が失業しちゃって大変なことになったけど、失業して収入を失い、食べるものさえも購入することが難しくなった人たちのために国から「フードスタンプ」や失業保険がもらえるんだけど、再就職した人たちのうちの7ミリオン近くの人たちがそのことを隠して今もまだ国から無料で食料品や失業保険を受け取り続けてるんだって。

仕事につきたくても再就職できない本当に助けが必要な人たちが生きていくに十分なだけの食料が十分に確保できていないという状況で、そうやって自分さえよければ的なズルをする人たちがこの国に7ミリオンもいるのかと聞いてショック。Orz

大変なときだからこそお互い助け合わないといけないこんな時なのに、「もっともっと!」精神の人たちがこんなにたくさんいるなんて!T_T

そんな人たちを育てたその親たちはいったいどんな教育、道徳、しつけをしてきたんだろう?と理解に苦しむ。

大統領選挙といい、政治といい、国民といい、この国の根本的な問題が今年はさらに表面化したんじゃないかしら。

 

感謝祭が終わって生木のクリスマスツリーを飾ったよ!


そんな悲しいニュースの後にKさんがこんな話を車の中でしてくれた。

 

不要になったものを膠原病の会のドネーションセンター(寄付センター)へ持って行こうと彼の車に乗り込もうとしたら、後部座席に黒いマスクが落ちている。

 「後部座席にこれ、落ちてたよ」

と彼に手渡すと

「あ、それはもう処分しちゃっていいよ。僕のじゃないんだ。実は先日、Whole Foodsへ買い物に立ち寄ったときに、45歳くらいの若い(?)ホームレス男性が『〇〇のシェルターまで車で連れてってくれないか?』と聞いてきたから快く車で送ってあげたんだけど、その彼がマスクを無くしたって言ってたからきっと彼のものだと思う。

彼はホームレスだけどWhole Foodsで仕事をもらえないか面接を受けにきてたところだったみたいで。お腹が空いてるだろうと思ってレストランに連れて行こうとしたら、大丈夫だというから目的地のホームレス・シェルターに到着してから近くでホットドックとドリンクを購入して彼に手渡し、ビールも久しぶりに飲みたいだろうと思って10ドルを手渡し、『携帯電話は持ってるのか?』と尋ねると『持っていない』と言ってたけど、『何か困ったときにのために』と僕の電話番号を渡しておいた。きっと今頃捨てちゃってると思うけど・・・」

 

って話をしてくれたの。

コロナに感染すると仕事に行けなくなり、収入がなくなってしまうKさん。

肺の一部を切除してるからコロナに感染したら命取りになるKさん。 


そんなハイリスクなのに知らない他人を、しかもホームレスの人を快く自分の車に受け入れ、戸惑いもなくヘルプができる彼を改めて尊敬した。

毎年ホームレスシェルターでスープキッチンのボランティアをしている彼にとってはこんなことはヘルプのうちに入らないんだろうけど、やっぱりホームシェルターを創設したり、多額の寄付をしてきたご両親の背中を見て育ってきたからこそ抵抗も迷いもなく行動できるんだろうなぁと痛感した。

今回のようなことさえもできていないワタシ。Orz

いつかホームレスシェルターの現場に連れて行って、ホームレスの人たちの現実を見せてくれるらしい。

生きている間に使い切れないほどのお金を持っている超裕福な富豪がいるのもアメリカ。

両極端で貧富の差が激しいこの国の問題が半端ないレベルの話だと思う。






2 件のコメント:

  1. コロナワクチンは、我が家でも危険性が拭えないから受けたいとはならないなあ。えのふむにもあんまり受けてほしいと思えません。
    残念な話はどこにでも出てくるね。こんな悲しいニュースを見たら、罪を憎んで人を憎まずと心に思い出します。育った環境によっては私たちも同じことをしてたかもしれないし、、と。  一番びっくりしたのはKさんよ!なんてきれいな心なの?! 朝から感動しました。

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    1. そうかもしれないね。幸い私は仕事を失わないで済んだから言えるのかもしれないね。明日は我が身、その立場になれば自分も同じことをしてたかも?!

      Kさんを見習って私も生きているうちに何か1つでも人のためにできることを少しずつ真似してみよう。^_^

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