2021年10月19日火曜日

今日で25年

 10月19日。


この日が来ると毎年しんみり25年前のことを思い出す。


25年前の今日、知り合いを頼るわけでもなく1人で飛行機に乗ってアメリカのピッツバーグまでやってきた。

翌日から始まるカーネギーメロン大学の幼稚園でのインターン。

1年で帰ってくるから!

と両親を説得してアメリカにやってきたけれど、気がつけば25年。(お父さん&お母さんごめんね。)

25歳のピチピチギャルがすっかり老人ホームに入れてもらえるおばちゃんになってしまった。


夢と希望で胸を膨らませ、ただワクワクしながらアメリカにやってきて、見るもの聞くもの全てが新鮮で毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。

(スーパーだけでも何時間でも過ごせたかな〜)

その結果1年間で10キロ増。

1年後に帰国した際、今は亡き母から


「アメリカが楽しくて仕方がないんやね〜」

と言われた。


旅行でアメリカへやってきた時は、目の前に出されたお料理のほとんどを口にすることができなかったけど、アメリカにやってきた1年目は何を食べても美味しくて美味しくて。

旅行ではわからないアメリカの本当のおいしさを知ってしまったのだ。


25年も経てばそんな新鮮さはなくなってしまい、甘いも酸いも経験したけれどそれでもこんなアメリカが今でも好き。


きっとこんな性格の私には合っていたんだろうと思う。


50歳にもなれば「これからの人生、どうしようか?!」と考えることも多くなったけど、老後は日本かアメリカか。日本に帰るならいつ?アメリカに残るならどこの街で老後生活を?


今日仕事のミーティングで、同僚の1人が西海岸のサンディエゴへ引っ越しすることを知らされた。

コロナでパンデミックが始まって以来ずっとリモートワークだけど、うちの会社はこれを機に永久リモートワークにすることを昨年決定。

アメリカのどこからでも仕事ができるようになったのだ。

西海岸への引っ越しはリタイヤしてから、と考えていたけれど、リモートワークならリタイヤまで待つ必要がなくなったのだ。


偶然私も夢のサンディエゴでリタイヤメント生活を考えていたけれど、先をこされてしまったのだ。

会社の人事から「アメリカ国内ならどこから仕事をしても良い」と言う正式な許可が下り、いつでも引っ越しできることになったのだ。


東から西へは結構大きな決意がいるけれど、あとどれだけ人生が残っているかわからない。1日も早く夢の生活を始めた方がいいに決まってる。


家のことや友達のこと、経済的なこと、家具のこと、アーニーのこと、 等々考えると不安は大きいけれど、今から準備を始めても悪くはないかな、と。




アーニーがやってきてからたくさんのご近所さんや犬友達とも仲良くなり、今引っ越してしまうともったいないようで今日も気が引けるけど...


ここ数年でまた人生に大きな転機がやってきそうな気配。



4 件のコメント:

  1. 四半世紀、おめでとう!ってことは私もそうだわ。私は二度目の渡米だったけど、一人だったからすごいホームシックになったなぁ。第二の故郷の北カリフォルニアよりこの地の方が長くなっちゃったよ!

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    1. 確か同じ年にやってきたんだよね?!(まりちゃんが中学校の頃からこちらにいるけど。)

      実は私この25年間で1度もホームシックになったことがないの。1時帰国はとても楽しみだけど、こちらに戻ってくるとほっとする。もう自分の居場所がすっかりこちらになってしまった証拠だね。

      まりちゃんも一緒にカリフォルニアへ行こうよ! 老後は2人で緑茶をすすりながらあんこ食べよう!!

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  2. 西海岸に行ったら日本来るのも、日本から行くのも楽だし、ほんとにえのふむの好きな日本食もたくさんあるもんねー! 仕事も持っていけるなんてすごい!! ゆっくり、ぼちぼち楽しみながらプラン立ててみては? 残りの人生を更に楽しむために考えるのってすごくいい♡

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    1. 来月いっぱいで今のオフィスがなくなるから、少し落ち着いたらどこへ引っ越してもいいのか上司に聞こう、と計画してたところ。私が聞くとあかんて言われるかも?と思ってたけど、上司のお気に入りが先に切り出してくれたからスムーズに未来計画が進みそう。

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