2022年2月20日日曜日

人間関係と犬のしつけに共通点

 自分よりも大切なアーニー、犬一匹も守ってあげることもできないなんて飼い主として失格だ、怪我をさせてしまったことの自分への怒りでこの週末はずっとブルー。Orz

落ち込んでいたり泣いていたりするとアーニーにも伝わってしまうからいけないとわかってはいるものの・・・自分に腹がたって仕方がない。

顔を噛まれたアーニーは、傷だけでなく顔の右半分が腫れて炎症を起こしているものの元気にしてくれているのがせめてもの救い。


心と顔の傷を少しでも癒せたら、と愛情いっぱい注いでます。
怪我させちゃってごめんね。


金曜日の事件以来、他の犬たちと接触させることも、もちろんドッグパークに連れていくこともできないのでアーニーはエネルギーが有り余っていて、どうやって精神的ストレスと身体的運動を発散させてやろうか、と頭をもたげてます。

いつもの公園へ行くと大喜びでドッグパークへ走って行って振り返って私の顔を見て「お母さん、ゲートを開けて!!」とお願いしてくるの。

もうお友達と遊びたくて仕方ないのに、私が徹底して遊ばせてあげない。

心を鬼にしてぐっとアーニーの安全を最優先するのも相当辛い。T_T


土曜日の朝は、いつもの公園でアーニーと二人だけでボール遊び。

土曜日の夕方は、近所でお散歩してテニスコートで二人だけでボール遊びしてまた近所のお散歩。

日曜日の朝は、いつもの公園で二人だけでフリスビー遊び。

日曜日の午後は、遠くの広い公園まで行って1時間15分のお散歩。


ボールにあまり興味のないアーニー。

お散歩だけではぜんぜん運動が足らないアーニー。


土曜日はぜんぜん活動量不足のようでつまんなさそうにしてたし、元気がなかったけど、幸い日曜日の今日は朝はいっぱいフリスビーで走らせることはできたし、遠くの公園も久しぶりだったせいかいろんな犬の匂いがしてアーニーは大興奮。満足してくれたよう。


とこんな風にアーニーを幸せにしてあげることと安全を考えることで毎日頭はいっぱいなのです。(馬鹿げてるよね。^^;)


そんな毎日の生活の中でアーニーの大きな成長を発見。

今までずっと頭を掲げて悩んでいた「拾い食い」。

これはびっくりするほど減りました。

ひどいときは他の犬や動物のウンチまで食べていたけれど、今ではウンチをみつけてもクンクンと匂いを嗅ぐだけ。どんぐりや紙類も食べなくなった。(ただご近所さんとばったり会って立ち話になると暇つぶしになって拾い食いしちゃうけどね。)

拾い食いが減ったとたんに匂い嗅ぎがすんごくひどくなった!

とにかく外に出たら他の犬のおしっこの匂いを無我夢中で嗅いでる。しかも最初っから最後まで。電柱一本一本、木の一本一本、と柱になるようなものはすべてチェック。

ちょっと異常なほどです。^^;




お散歩のときにずっと私を意識してくれるようにもなったし、呼べば私のところへ来るように。ただリーシュを外してる時だけは呼んでも来なかった。


なのに!!!


今日、初めて「ストップ!」「待て!」と言ったら止まってじっと待ってくれたんです。

これがトレーニングの一番の課題。


アーニーがここまでできるようになった!!!

言葉が通じ、指示に従えるようになった。

今日は公園で遊んでる時も散歩のときもちょっと感動。


成長した分、また違う悩みも出てきてるんだけど・・・・


ところで。


昨年の誕生日でKさんから「Whale Done」という本をプレゼントしてもらったんです。




人間関係をうまくやっていくコツが書いてるみたいで喧嘩ばかりしてる彼から贈られました。


一年たってやっと本を開いてみたんだけど・・・

読み始めると犬のトレーニングにも言えることが書いてあって目からうろこ。


「The more attention you pay to a behavior, the more it will be repeated. 」

(意識を向ければ向けるほどその行動は繰り返される)


とか

「We ignore undesirable behavior. we direct the animal's attention toward something else we want him to do.」

(彼らの望まない行為や行動はスルーする。そしてしてほしくない行動からこうして欲しいという行動へと彼らの意識を 向けなおさせる)


と書いてあったの。


まさにそうだ!!!と棚から牡丹餅?!(笑)


私は今までアーニーのしてほしい行動や行為にたいして意識を向けすぎたうえに、それを直させようと必死だったから余計に悪化させてたんだわ。


こちらが意識すればするほどもっとするようになる。


ということでこの本を読みだしてからアーニーにやめてほしい行為や行動はスルーするようにしたんです。

もちろん無視ではなく、きちんと感情的にならずに叱り、しつけをする。

でも執着しない。


望ましいことをしてくれたらたくさん褒める。


こう心がけるように私が変わってからかのか、アーニーの拾い食いがめっきり減ったのです。


人間の人間関係のためのアドバイス本だけど、アーニーのトレーニング本となってます。(笑)










2 件のコメント:

  1. 同じ同じ!子供たちにも同じアプローチでやってるよ!望ましくないことはスルー、やってほしいことをしたときは大げさに褒め称える。地道にやっていこうね~。

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    1. やっぱり教育の場でも使える理論なのね!!!
      家族も職場関係の人たちともうまくやっていきたいと願う人たちのためのヒントが書かれている本だけど、例えをシャチのトレーニングで分かりやすく書いてあるのよ。
      まだ読み始めて間もないけど、この先どんなことが書いてあるのか楽しみです。

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