2015年11月30日月曜日

術後一ヶ月

本日雨なり。
気温摂氏6度(大阪6度)

本日の体調:
指関節の腫れと痛み(軽度)
膝関節の腫れと痛み(軽度)
左臑(すね)のたんこぶ(バスタブにぶつけました。)


今日で僧帽弁置換&三尖弁修復手術からちょうど一ヶ月が経ちました。

一ヶ月前の今日、前日から4日間泊まり込みで、友達が私の手術に『家族』を代表して付き添ってくれました。
入院中も親しくさせて頂いている方々が遠方から何度も足を運んでくださいました。
一週間の入院後はリハビリセンターで介護なしでベッドから起き上がれるようになるまでお世話になる予定でしたが、予定変更となって帰宅となりました。
帰宅後も遠近問わず、いろんな知人・友人がお見舞いに来てくだり、今もたくさんの方々から栄養満点の差し入れをして頂いています。

必要な医療を必要な時に受けることのできる自分の恵まれている環境、素晴らしい医師に出会えたこと、大手術にも関わらず全て期待どおりに上手く終わったこと、手術による膠原病の悪化や感染症が懸念されていましたが、特に問題もなく順調に回復に向かっていること、家族のいないこの地でここまで辿り着けたのは、皆さんから心身共にサポートしていただけたからこそ。

この場をお借りして皆様にお礼申し上げます。


術後1週間の首の傷

術後1ヶ月の首の傷


一ヶ月経った今日、健康保険会社から医療費の明細書が届きました。

幸いにも私の手術にかかった必要医療費は保険会社が全て(今のところは)支払ってくれています。

ほっと安心した安堵感と共に、何故か悶々としたものが残る。

プリオペの際に必要な血液検査や尿検査、胸部のレントゲンなどを求められて指示通りすべて済ませて帰ってきたっていうのに、「妊娠検査を忘れてたから近くの血液検査所で検査を済ませてください。」と医師から連絡があり、予約を前日に入れて仕事の合間をぬって必死で検査を済ませたっていうのに、手術直前に検査結果をチェックしてなかったみたいでまた同じ検査を当日の手術前にすることに。

明細書には、同じ検査が重複で保険会社に請求されていたり、妊娠検査みたいに無駄な検査を繰り返され、その分もきちんと請求されていたり、15分ほどの医師との面会で数百ドルが請求されていたり。

たかが血液・尿検査、レントゲンでも一回で数百ドルという単位のお金が動くわけでしょう?

私は幸運にも医療費を保険会社に支払ってもらえるのだから、細かいことは気にしないでいいのかもしれませんが・・・

自分の身体。自分の健康。

どんな検査や治療にどれだけの医療費がかかり、どれだけ保険会社が支払ってくれているのか、これは『自分』のことなのできちんと理解して把握・理解しておく責任というか義務があると思うのです。

私のなかでは、「私は支払わないでいいから医療費は関係ないもーん」といった問題じゃないんです。

無駄が多く、患者の意思関係なしで勝手にどんどんあれこれ結婚式の時の『かんざし』のような調子でがちゃがちゃといろんな物を付けられ、がっぽがっぽと儲けている医療システムにやっぱり疑問が残ります。

私が無駄と思っているだけで、「命に関わることなんだから、そんな細かいこと言ってられない!」というのもわかるけど。

素晴らしい経験と腕のある医師に手術してもらい、丁寧で親切なケアの行き届いた看護師たちに世話をしていただき、文句は一切ありません。それどころかむしろ感謝の気持ちでいっぱいです。
医師や病院が保険会社や患者に高額を請求できるのも納得できます。

それにしてもアメリカは医療費が高すぎる。
許容範囲を越えてるんじゃないかな、と思えてならない。

あと悶々としている理由に、
私は幸運にも会社を通して素晴らしい健康保険に加入させてもらえているため、今回のように必要なときに必要な治療を遠慮なく、必要なだけ受けることができました。

でも私と同じように、いや、もっと深刻で命に関わるような病状の患者さんがこの国には山ほどいるだろうに、そんな患者さん達は医療費が払えないという理由で必要な受けるべき治療を受けることができなかったり、または支払うことができても私のように最新医療を受ける事ができなかったりして助かるはずの命が助からなかったりしているのかと思うと、自分がいかに恵まれているかということへの感謝と罪悪感、そしてこの国(この国だけじゃないかもしれない)の不公平さを恨まずにはいれませんでした。


今日は術後一ヶ月を無事に迎えることができ、そして順調にここまで回復していることへの喜びと共に、この世の中の不公平さや自分があまりにも恵まれすぎている事に対する罪悪感でなんだか複雑な気持ちの一日となりました。

『平等』ってほんとはどういうことを言うのでしょうね。
色々と考えさせられます。

まずは一ヶ月無事に、そして順調に回復に向かっていることに感謝です。
皆さん、支えて頂きありがとうございます!




術後1週間の胸の傷

術後1ヶ月の胸の傷




本日の服用薬:
プレドニン10ミリ
イムラン100ミリ
プラクネイル200ミリ
アスピリン243ミリ
アテノール25ミリ
DHEA200ミリ
オメプラゾール1錠
カルシウム1錠
鉄分60ミリ



4 件のコメント:

  1. 無事一カ月経過して本当良かったよー
    傷あとも綺麗になってきてるし、身体って凄い!!!
    傷の痛みはどうですか?
    雨の日は痛むとか聞くけど
    まだまだゴロゴロして周りの方に甘えさせてもらってね^ ^

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    1. そうやろう〜?人間の身体ってすごいよね〜。つくづく私も人間の力ではどうすることもできない域やわ!と感動してます。^^
      今日は珍しく傷跡が痛んだわ・・・雨やったからそのせいだったのかも。
      体重も少しずつ戻ってきて今ではもう胃に気をつけながらやけど、普通に食事できるまでになりました〜!
      ありがとう!!

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  2. アメリカの医療制度、本当におかしいよね。考えるだけで腹が立ってくるよ。

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    1. すごいことができるんだから高額を請求されても仕方ない、と思うけど、それにしても桁がねぇ・・・
      15分のお話だけで300ドル?目ん玉が飛び出しちゃたわ〜。
      ちなみに病院からリハビリユニットまでの搬送代、1500ドル。
      たっかいタクシーやな〜!!!!!!

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