自分の甲斐署で旅行に行けるようになった20代のころは、とにかく安いホテルや旅館をとって安いチケットを探し、友達と旅行していた。
30代になって一人でも旅行へ行くようになった。
若い頃は、
「今は若くてお金もないからビンボー旅行しかできないけれど、歳を取って少し収入も増えれば並みのホテルに私も泊まれるようになるんだろうなぁ」
と思っていた。
でも現実はそうではなかった。
50を過ぎて、そこそこの収入を得られるようになった今でもビンボー旅行は変わっていない。
人並みの収入があるんだから年相応なホテルに泊まればいいのに、と思うのだけれど、貧乏性だからなのかいまだに並み以上のホテルを予約することができないし、食事にお金をかけることができない。
情けない話だ。
自分にはお金をかけれないのだ。
けれども好きなにちゃんねるのひろゆきさん曰く、それでいいのだという。
収入が増えても生活レベルを変えるべきではないと彼は言っている。
だからこそ節約ができるのだ、と。
でも何があるかわからない年代に入った。
これだけ病気を背負って生きている私は特にいつまで生きられるかわからない。
これからは節約をしながらも食べたいときに食べたいものを食べ、旅行するときはそこそこ心地よいホテルを選ぼうと思う。
肌ざわりのいいタオルを使い、着心地のいい下着やパジャマを着る。
少々高くても足の痛くならない靴を履く。
普段頑張っている自分へのご褒美として行く旅行では、清潔で居心地のいいホテルに滞在する。
飛行機の座席は追加料金を払ってでも足元にスペースある座席を選ぶ。
これが「自分を大切にする」ことなのだ、とやっと思えるようになった。
0 件のコメント:
コメントを投稿
Thank you for your comment!