2025年9月19日金曜日

素晴らしい看護と退院 ー3-

 続き

ICUで輸血をし、低血圧で気絶して死にそうになり、排尿ができなくてもがき苦しみ、大量のお薬の副作用でインシュリンを肩にぶち込まれた、という短期間でいろんな経験をしました。

ペースメーカーを入れた後は、排尿問題と喉が痛くて一般食はまだ食べることができないという問題以外は順調に落ち着き始めたので一般病棟への移動となりました。

このICUにどれくらいいたのか、これまた全く記憶にありません。Orz

なんとか一般病棟に移ってからは、幸い天使の中の天使!というような看護師さんが親身になってお世話してくださりました。

ここでも排尿できず、トイレで自力で出そうとするものの一回あたりせいぜい150ccほど。お腹はパンパンで苦しいし、早く出したくても出てくれないのです。

そしてまた管を通して出そうとするのですが、やっぱり管が入らない。

黒人の看護師さんがチャレンジしてくれたのですが、前回チャレンジした看護師さん同様「こちらもがんばってるんだから我慢しなさい!」というようなことを言われ、私の苦しみなど到底理解してもらえないんだ、と怒りを覚えたほどです。

これは経験しないと本当に理解してもらえない苦しみです。


誤解を招かないように言っておきたいのですが、基本、ここの病院で手術&入院してよかった、と思えるのは・・・

執刀医はもちろんのこと、他のドクターも看護師さんたちも他の病院と比にならないほど素晴らしく、親切で優しく、看護のクオリティが高いのです。

今までアメリカのいろんな病院での入院経験がありますが、やっぱりここが飛びぬけてレベルが高いのです。

もちろんまれに上に記したような看護師さんが一人、二人、「厳しい人」というか、「自分本位な人」もいますが、それでもひどかったわけではありません。


一般病棟も個室で、ここに移ってからも固形物が喉を通らず、流動食しか食べることができませんでした。


入院食でこのハーブで味付けされたお魚がとても美味しかったのです。


ここの病棟では3泊し、血圧も心拍数も問題ないということで突然の退院となりました。

ここでは「やっと」との思いでほっとして退院できたのですが、この後問題が次々と起こることも知らず・・・。


続く



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