つづき
もったいぶらせて申し訳ない。苦笑
そう、脚が浮腫んで金曜日のその日のうちに超音波検査を受けてください、という指示があって救急へ駆け込み、検査をしてもらったところ、なんと異常に浮腫んだ右脚の付け根のところには小さな血栓がいくつもできていたんです。
自分でもびっくりしました。だってそんなこと想像もしてなかったからです。
救急へ駆け込んで4時間以上が経っていて、ERのドクターから「今晩はここの病院で。」と言われ、「今晩だけなら」と思い、妹にはアーニーが待っている家に帰ってもらいました。
また入院か。Orz
ここの病院のドクターはすぐ経口抗凝固剤(血液をサラサラにするお薬)を開始するべきだ、というのに対して
心臓の手術をしてくださった執刀医は賛成ではない、と。
救急の病院の心臓医は、ならば動脈血管にフィルターを挿入することで血栓が肺や脳へ飛んでしまうのを阻止しないければ、と。
私は信頼している執刀医とこちらの病院とで話し合って、ベストな選択肢を決めてください、とお願いしました。
すると
「今から動脈にフィルターをいれる施術を行うので、手術室へ行きます」とのこと。
げ。いきなり??
と思ったので、
「執刀医と話し合って彼は納得したのですか?」
と尋ねると「はい」との返事が。
執刀医がオッケーを出したなら仕方がない。フィルターを入れてもらうことにしようか・・・と車いすを押されて手術室へ向かい、説明を受け、手術室で首の動脈を消毒してもらい、首以外はすべて覆われた状態で、あとは手術してくださるドクターが現れるのみ、という状態でしばらく待っていました。
すると、女性ドクターが現れ、わずかな隙間から、
「貴方の執刀医はフィルター挿入に賛成していないので、もう一度彼の意向を確認してくるので数分この状態で待っててね。」
と。
だから手術室へ向かう前に言うたし確認したやん!!
そしたら「はい」って言うたやん!!
数分後に彼女が戻ってきて、このフィルターを首の動脈に挿入するという施術はドタキャンとなりました。苦笑 (局所麻酔の予定だったので怖くてキャンセルになってちょっとほっとした!)
ということでこの日から毎日抗凝固剤「エリキュース」の服用開始となったのです。
毎日服用することでできてしまった血栓を時間をかけてくだいてくれる、とのことなので、三か月後に再度右脚の超音波検査です。
通常なら血液凝固剤と言えば「ワーファリン」。
母も機械弁を入れた心臓の手術後、このワーファリンを服用していました。
一生飲み続けないといけないうえ、ビタミンKの含まれた納豆やグレープフルーツ、緑黄色野菜はほとんど禁止。
そのうえ、頻繁に血液検査をして様子をモニターし、ワーファリンの服用量を調整しないといけない、という難しいお薬なんです。(エリキュースは20年ほどまえに開発された比較的新しいお薬で、その必要がないんです。)
そして母は血栓ができ、それが脳に飛んでしまって脳梗塞となり、他界するまで右半身不随の車いす生活となってしまいました。涙
これが私の「機械弁」を選ばず、「生体弁」を選んだ理由です。
今回の入院中も血液検査はもちろん、胸部、レントゲン撮影や超音波検査、などなど、たくさんの検査に加え、血液の比重が低いとのことで、今回もまた輸血をしていただきました。(whole blood transfusion)
二度目の病院で4泊入院して一応退院することができました。
![]() |
| 入院食 |
![]() |
| 入院中は日本からきてくれた妹ちゃん3が毎日お見舞いに来てくれ、 二人でげらげら笑いながら辛い入院生活も楽しく過ごせました♪ |
ところが。
また突然問題が発生してしまったのです。Orz
つづき






0 件のコメント:
コメントを投稿
Thank you for your comment!