2025年12月15日月曜日

久しぶりのコンサート

 昨夜ね、何年振りか覚えていないくらい久しぶりにコンサートに行ってきたんです。


コロナのパンデミック中、世界の街という街から人々が消えたとき、外出もできず毎日のニュースで一日で数千人の方々が亡くなって世界が暗闇に包まれていたときにみつけたこの動画。


https://www.youtube.com/watch?v=bpXwOSHTwsY


一瞬でこのアンドレア・ボッチェリさんのファンになりました。

胸にじーんときて涙が流れました。




昨年、アメリカの全土でコンサートツアーをされていることを知ったけれど、残念にも私が住んでいる地域でのコンサートはちょうど終わったところでした。

いつか必ずまたここでコンサートをやってくれる!そしてその時は必ずチケット買って行く!と決めていたのでした。

すると数か月前、インスタを見ていたときに広告が入ったのです。


「アンドレア・ボッチェリ コンサート 12月14日 夜8時から

チケット販売開始!」


と。

興奮しました。苦笑

チケットの値段を確認するとピンキリ。数百ドルから安いものでも100ドルを超えています。

今失業中。家のモーゲージも払えないというのにコンサートなんかに行っていいものだろうか。でもお金はいつでもなんとでもなるけど、コンサートは今しかない。これが最後のチャンスかもしれない。と思い、ポチっとボタンを押しました。

最後のチャンスじゃないかもしれないし、お金はなんとでもならないかもしれない。

ここでコンサートしないかもしれないし、来年来られたとしても私がいないかもしれない。今ある目の前のチャンスを逃すわけにはいかない。

せめて一番安いチケットでもいいから、と。



いろんなネットで一番安いサイトを調べ、その中でも一番安い座席を選びました。


アーニーが我が家にやってくるまでは、コンサートによく出かけていました。

ピアノのコンサート、オーケストラのコンサート、バーでのジャズ、ラテン系のコンサート、夏の野外コンサート、などなど。

アーニーがやってきてからはアーニー中心の生活となり、コンサートに行けるようなそんな時間と体力の余裕がなかったのです。

夜、アーニーを一人お留守番させるのはどうしても気が引けて仕方がなかったのですが、自分の人生も少しは大切にしないと、と楽しみにしていたコンサートに昨夜行ってきたのです。



寒かったー!!><

朝から雪。積雪。マイナス8度。風もあり。体感温度マイナス10度くらい?

久しぶりにメトロ(電車)に乗って一人で行ってきたんです。

コンサート会場ではさすがにイタリア人のお客さんが多く、若い人よりも落ち着いた年齢のカップルや夫婦、グループばかりでした。

安いチケットなので一番上の4階。

傾斜が半端なく、超高所恐怖症の私は4階に着いてからさらに階段を上がっていくのも、列を見つけてから座席へたどり着くまでも大変でした。

高くてめまいはするし、怖さで足はすくむし、でなかなか手すりやつかまるところがないと前へ進めないのです。

みなさんにご迷惑をおかけしながらなんとか座席に到着し・・・


前の座席が自分の足元。急斜面でくらくらするし、
皆さんの手を握りながらなんとか座席に到着。


コンサートは最高でした!!

アンドレアさんやその他の方々の歌声はただの「プロ」と片づけられるようなものではなく、私たちと同じ人間なのにまるで身体のなかに喉と声という「宝」を持ち備えた偉人でした。




オーケストラの音色や、音楽とマッチしている背景、照明の演出、もうどれをとっても最高でした。ずっと鳥肌が立っていたほどです。

残念ながら私がファンになったあのミュージックビデオの曲「アメイジング・グレイス」はなかったのですが、12月ということもあってクリスマスソングもいくつか入っていました。

高かったけど、激寒だったけど、でも

行ってよかったー!!^^


ときどき大好きな音楽を聴きにいかないとだめですね。

お腹がいっぱいになるわけでもないし、素敵なアクセサリーを身に着けられるわけでもありませんが、ときどき脳に刺激を与え、心に栄養を与えてくれる美しい音楽を聴くことはとても大切なことなんだと再認識したのでした。

いくつもの手術を乗り越えた、就職活動を頑張っている自分へのご褒美となりました♪




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