2023年2月5日日曜日

動物病院

水曜日の夕方、いつもお散歩でばったり出会うご近所さんがアーニーのためにオモチャを持ってきて与えてくれた。


与えて2分で丸のみしてしまった。(怖)


食欲あり

嘔吐なし

下痢なし

元気

普通便


二日間様子をみたけれど、無症状。


腸閉塞を心配して二日間眠れなかったけど、

6インチの怪獣をまるのみしたのにうんちが普通に出るってどゆこと??



飲み込んだ恐竜と同じもの



二日経っても便から出てくる気配もなく、獣医さんによると数か月してから口や肛門からまれに出てくるケースもある、という話もあったけど、心配が限界になったので二日間で動物病院8件ほどに電話をかけ、金曜日の朝に2件診察のアポがとれたので、そのうちの一つの病院へかけこむことにした。(医療費が恐ろしくてなかなか決心できなかった)


金曜日の夜7時に初めて行く病院へ。

幸い初めての病院なので、アーニーは何がこれから起こるのかまったくわかっておらず、すんなりと中に入ってくれた。


名前を呼ばれて中に入り、まずはレントゲンを撮って身体のどこに飲み込んだオモチャがあるのか確認しましょう、と言われてアーニーと助手さんがさらに中へ入っていった。

待っている間一人でお祈りした。


恐怖で怯えたアーニーが戻ってきて私のところに飛びついてきた。


「レントゲン撮影の時、怖くておもらししちゃったんです。一応拭いたんですが。。。」

と助手さん。


怯えて怯えて気が気でないアーニー。


ご近所さんにお願いして飲み込んだ恐竜と同じものを持参したのが幸いだった。

大好きなその恐竜でアーニーの恐怖感を和らげたり気を紛らわせたりすることができた。


獣医さん登場。


「お腹の中に何かがあるんです。でもそれが1時に食べたおやつかもしれません。」

と。


よかった・・・まだ腸まで行ってなかった。超まで行っていたら手術しか手段はないけれど、まだ胃の中にあるのなら吐かせて出すことができる。


「いや、それは怪獣にちがいありません。お薬で吐かせてもらえませんか?」と私。

「それが・・・実は吐かせるお薬がもう全部使ってしまって残ってないのです」

「本当にないのか他の方々にももう一度確認していただけませんか?」

「そうね、ダメ元で聞いてみようかしら。」


と獣医さんは再び中へ入っていった。


しばらくして戻ってこられて

「あった!!!あと一つあったわ!!!!」


やったーーーー!!!


恐竜で気がまぎれたアーニーは怖がらずに素直に獣医さんと再び中へと入って行った。


ものの2分でドアが開き、

獣医さんが


「出てきた!!!!!」


やった~~~~~~~~!!!!!!!本当によかった~~~!!!


アーニーは嘔吐させる注射、吐き気を止める注射、痛み止め、などなどいろんなお薬を注射で挿入されてふらふら。

経験したことのないレントゲン撮影やたくさんの注射、苦しい嘔吐、と可哀相なことをさせてしまったけれど、これで一安心。

本当によくがんばってくれた!!


今までおもちゃを飲み込んだことが一度もなく、今回ご近所さんが与えた恐竜は6インチもあってとても飲み込める大きさだとはとても予測不可能だったけれど、好きな人に会うと嬉しくてその喜びをどう表現したらいいのかわからず、興奮しすぎて芝生や枝を食べたりかじったりするだけでなく、口にくわえているものは嬉しさで飲み込むこともあるんだ、といういい(痛い)勉強になった。


今回の医療費800ドル。

旅行中のドッグシッター代750ドル。

前回のワクチン代800ドル。

襲われた時の医療費400ドル。

一年目の診察300ドル

アダプト代450ドル。


このほかに餌代、おやつだい(トレーニング用)、おもちゃ代、ベッド、リーシュ、ハーネス、首輪、その他もろもろ。


ここアメリカでは一年間で殺処分される犬は4ミリオン。

殺傷されるだろう犬をアダプトして1匹でも命を救いたいけれど、犬を1匹飼うだけの費用がこんなに高くては難しい。


せめて去勢費だけでも安くなれば、無駄に殺される命が減るといいのだけれど。


このドキュメンタリーを見て辛くなった。


「Life in the Doghouse」


みなさんもよかったら是非見てみてください。








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