2022年3月31日木曜日

カールさんと再会したアーニーの反応

すっかり真冬の気温に戻ってしばらく寒い日が続いてたけど、今日やっと気温が上がり上着の要らない暖かさに。

今度こそもう冬の終わりでありますように。


カールさんは月曜日から自宅ホームケアのセラピーを受けに自分の家に帰ってます。

州をまたがってまでナースさんはケアに来てくれないそうで。

うちには週に2~3回ほど泊まりに来て、その時だけ今までのようにごはん作ってあげたりしてあげてます。

彼の介護をさせてもらう、と大きなことを言いましたが、実際のところ・・・

カールさんは自分の身の周りのことはなんでもできるし、特に私がしてあげられる「介護」らしいことは何もしてません。^^;

強いて言うならば・・・

記憶を取り戻すお手伝い、くらいかしら。

身体の方もまだまだ不自由があるけど、歩けるし、震えてても両手はなんとか使えてるし、「話す」こともかなり元の状態に近いところまで回復してきました。

顔の麻痺も以前と変わらないくらいまで戻っているし、話し方も以前のようにまではっきり聞き取れるし、著しい効果が。

ただ一日に数回、顔の筋肉が固まるのか突然右半分の顔を自由に動かせなくなり、また口がもごもごして話せなくなったりするのです。

あと全身の痛み。

これが相当辛いようで、オキシコドンなどの強力な痛み止めを処方されているけれど、服用んしたくない、と飲まないから夜も眠れない。

身体の回復に睡眠は大切。


アーニーは・・・・

アーニーの去勢手術の翌朝にカールさんが出て行って以来の数週間ぶりの再会で、もちろん、アーニーは久しぶりに’カールさんの姿が見えたときは大興奮。

カールさんが車の中に乗り込んできたら、ワンワンと大きな声で吠えまくるし、後部座席を右に行ったり左に行ったりと大喜び。

だけど、カールさんはアーニーのこともほとんど覚えていないから、反応が薄い(以前はカールさんもアーニーを溺愛してたので彼も大喜びだったけど。T_T)。

敏感なアーニーはすぐに「様子がおかしい。」と勘づき、動揺したのかしゅんとなってしまった。

カールさんは初めて出会った犬、として一からアーニーを愛し直してくれ、すでに今では以前のカールさんと同じくらいアーニーを溺愛してくれているし、アーニーへの接し方も声掛けも一緒。^^





カールさんは何も覚えていないというけれど、不思議なことに我が家での(厳しい)ルールは身体が覚えていたのか、頭にしみついているのか(笑)、自然にやってこなしてるんです。

例えば・・・

帰宅したらまず携帯電話をアルコール消毒する、とか帰宅したら家内ようの服に着替える、とか、朝目が覚めたらお布団をしばらく広げたままにして空気を通す、とか私の脱いだパジャマをたたむ、とか。

どれもこれもくだらないことだけど、こういう「習慣」は自然に違和感なくできているんです。

「覚えていない」というけど、さらっと覚えていない人の名前が出てきたり、ぽろっと昔のことを話したりするので、「本当に記憶喪失?!」と疑いたくなることもしばしば。


これでもし本当に記憶喪失ではなく、すべて「演技』だった、とか言うたら・・・怒るで。(笑)


大好きなご近所さん一家が一昨日引っ越して行ってしまいました。T_T


奥さんは美人で性格はいいし、ご主人は熊さんみたいにおおらかでフレンドリー。

2歳の女の子はチャーミングでお人形さんのように可愛い。

最近産まれたばかりの次女は赤ちゃんだから知らないけど・・・


アーニーが大喜びで駆け寄っても嫌な顔せずいつも笑顔でいっぱい可愛がってくれる上に、アーニーが他の犬に攻撃されて落ちこんでいた時、励ましてくれたり、とたくさんお世話になり、とっても大好きな一家でした。


二人目ができたらきっと出ていっちゃうんだろうな、と覚悟はしてたけど、やっぱりものすごく悲しくて。Orz


こんな悲しみを共有できるのもカールさんしかいないのに、彼はもちろんこのご家族のことを覚えていない。

くだらないことだけど、一緒に「どこどこのだれだれさんたち、引っ越ししちゃんだって。寂しいよね」なんて会話ができないのが寂しいわ。T_T





2022年3月28日月曜日

カードゲームは買い物の後に。

 日曜日の昨日もひどく寒かった。


お天気はいいのに気温が低い。

手袋+帽子なしでは外に出れないくらい寒い一日だった。


もともと寒がりなうえ、昨日の寒さが身体に堪えたカールさん。

みんな昨日の疲れも残ってることだし、こんなに気温の低い日は家でぬくぬくしてるのが賢明。

朝はテレビを見たりして家族三人ソファでダラダラ。

ランチはカールさんがご馳走してくれるという。きっと毎日ご飯を作ってもらって申し訳ないと思ってくれているに違いない。


テニスの教え子さんがDMV(Washington D.C., Maryland, and Virginia)の3支店でステーキレストランを経営されていて、高級レストランにも関わらずどの支店も大人気。昨年のバレンタインだったか、カールさんがディナーに連れてってくれたことがある。

ここのランチを食べてみよう!ということになったのだ。

事前にオーダー、指定時間にピック。(レストランは予約いっぱいで中で食事ができない)

家に帰ってゆっくりご馳走になった。


メインのお肉が柔らかくて美味しい。




フレンチフライはイマイチ。><


冷めてたからね。^^;


サラダもヨーグルトも〇。





そりゃ、一人分のブランチが3000円近くするんだから、美味しくないとあかんわね。(笑)


日曜日の昼間っから美味しいステーキランチをご馳走になったらもう眠気が。^^;


夜パニック障害であまり眠れないカールさんは、お昼寝しちゃうと夜にますます眠れなくなるから、とがんばって目を開けている。

退院してきてからホームナースさんに単語を思い出すアプリを教えてもらい、毎日一日中ずーっとそれをやっている。

それでも

「ほとんど答えられない。」と。Orz


「焦らずに気長に頑張っていれば、少しずつ記憶が戻ってくるから。心配いらないよ!」

と気休めな言葉をかけてみる。


私の英単語力なんて乏しいものだし、記憶力なんてものもひどいものでカールさんを励ましてあげられるものではない。


そこでいいこと思いついた!


「トランプで神経衰弱しようよ!!」


カールさんは最初から自信なさそうだったけど、やってみると相手が私ということもあって少し自信が付いた様子。(我ながら恥ずかしい。><)

一回目は引き分け。

もう一回したい、と彼が言うので二回目も。


二回目はカールさんの見事勝利。


この神経衰弱は私の極端に衰えた記憶力にもいいはずなので、6年前に始めよう!と決めてトランプを買ってあったのだけど、今日のこの日まで新品のまま眠ってたのだ。


損傷を受けた脳の一部を必死で使い、ゲームが終わった後カールさんは相当疲れた様子。


脳を使わないでいい、リラックスできる犬系の映画をみようよ、とアイデアを出してみたところ速攻決定。

最近はずっと犬が主役、あるいは犬が出てくる映画しか見てない。


子供のころ、学校の映画鑑賞で見た「ベンジー」。

以前この映画の1と2を見た。

約40年前の映画だけど、本当によくできてる。


犬にどうやって役を教えるのだろうか?

不思議でならない。


そして今日は何を見ようか?となって・・・


「ハチ公は?」

と提案。


日本の「ハチ公物語」ではなく、リチャードギアのアメリカ版「ハチ公」。


・・・


カールさんも私も号泣。T_T T_T T_T


あかん。

この映画はあかん。

可哀相すぎる。><

見てられん。


犬の映画はどうしてもアーニーと重なってしまうのだ。


見終わったあと、二人して気分消沈してしまったので、気分転換に近くのスーパーへ。


高騰してる牛肉ミンチを2つ購入したのに、どうやらお店のセルフレジの袋詰めのところに置いて帰ってきてしまったらしい。><  あちゃー。


脳が疲れた人間ふたりが買い物に行くとこういうことになるのである。(教訓)

これからは、買い物を先に済ませてから神経衰弱をすることにしよう。笑













2022年3月27日日曜日

久しぶりの「桜まつり」(花見しかしてないけど。)

 カールさんが膝をケガする前はずっとお仕事で週末を一緒に過ごせることなんてなかったけど、この週末は昨年の夏以来かしら、久しぶりに土曜日も日曜日も一緒に過ごすことができた。


土曜日の朝、テレビを見ながら「桜祭りに行きたい」とカールさんが突然言い出したので、ここ数年ワシントンの桜をあきらめていたけど、思い腰を上げてアーニーと三人でワシントンの桜を見に行くことにした。(桜祭りなしで花見だけね。苦笑)

「どれくらい歩ける?」とカールさんに尋ねると、「ナースステーションの周りを5周歩くことができた」と言っていた。

幸い、比較的タイダルベイスンに近いところに車を停めることができ、そこから周りの犬や人込みに気を付けながら彼のペースに合わせて桜を目指してゆっくり歩いた。




こないだまではとても暖かく、ポカポカ陽気な天候が続いていたのに、桜満開のこの週末に限って冬に逆戻り。氷まで降ってくる始末。


なんとかタイダルベイスンまで人混みに交じりながらたどり着き、記念の写真を撮ってすぐに引き返した。桜並木を見渡す全体の景色を楽しむ余裕もなく、最初の一本でおしまい。




それでも退院したてで病棟のナースステーションの周りを5周しか歩けなかったカールさんが寒いなか一時間も頑張って歩いてくれた。

その時は何も言ってくれなかったけど、帰宅してから寒さが体に堪えたのか、全身の痛みと2年前の足の怪我の痛みが悪化。

自分が言い出したから、と我慢してた様子。




帰りに近くの美味しいと評判のハンバーガーレストランでランチをゲットし、家でお腹を満たしたら・・・珍しい人混みで緊張したのかアーニーもぐったり。



カールさんだけでなく私もひどく疲れてしまい、夜まで腰が重く、幸いアーニーもぐったりだったので短いお散歩で許してもらえた。


毎日ゴルフボールで足裏を刺激しているせいか、毎日コツコツ自分でリハビリに励んでいる成果なのか、それとも神様に毎日お願いしているからなのか、、、

わからないけれどカールさんの麻痺して思うように動かせない右半分の顔が少しずつ動かせるようになってきていて、見た目だけではわからないほどまでに回復。(顔の痛みも口の中の痛みも相変わらず辛いらしいけれど。)「笑ってみて!」というと、口角を上げることができている!

それに、話す言葉がどんどんクリアに聞き取れるようになってきている。

先週の月曜日に初めて聞いた留守電メッセージと比べると著しい回復!


以前のように話せるようになってるカールさんに毎回いちいち感激せずにはおれないのだ。(笑)

彼は、

「君が毎日僕のために神様にお願いしてくれてるのが効いてると思うよ」

と。

嬉しいのか悲しいのかわからないけれど、彼の目から涙がこぼれた。

2022年3月25日金曜日

記憶を失うということ

 昨夜、夕食の片付けが終わってリビングのソファで一息つき、カールさんと会話していたときのこと。

彼の脳梗塞を知った直後に私のことを『ウクレレ』で鮮明に思い出したことがあったので、ひょっとしたらウクレレで私のことを思い出してくれるんじゃないかしら?もし私のことを思い出せたら芋づる式に他のことも思い出せるかも?!


と思い、久しぶりにウクレレを出してきて彼との思いでの「The Rose」を弾いてみた。


やっぱり覚えていなかった。


「いい歌だね。上手だ。」

と。


「あなたがウクレレを教えてくれたんだよ。」

というと、


「ホントに?僕が???」

「でも僕はもう音楽は無理だよ。」

と。


曲が曲だけに、あんなに音楽が大好きでどんな歌でも知っていた彼がこの曲さえ思い出せないなんて・・・と思うと「絶対に彼の前では泣かない!」と心に決めていたのに涙があふれてきた。


あんなにテニスと音楽に情熱を抱き、どれだけプレイしても飽きることも疲れることも知らず、何年も、何十年も愛し続けてきたのに、どんな音楽が流れても何の反応もない。

テニスをしていたことも自分の仕事も思い出せない。


「私たち、以前付き合っていたことは覚えてる?

と尋ねると彼は驚いていた。

「以前は私のことを深く愛してくれていたんだよ。最後に喧嘩して出ていったときも「愛してる」という言葉と手紙を残していってくれたんだよ。もう今は私のことは愛してない?」

と尋ねると、

「君のことは好きだけど、でも君が誰なのかわからないから・・・ごめんね。」


記憶を失っても以前と同じようにカードを買ってアーニーと私にプレゼントしてくれる。
性格は変わらないのね。笑


過去の経験や思い出を失ってしまっただけでなく、過去のスキルや技術も、そして今までに抱いていた感情や情熱までも失ってしまったことにはっとさせられた。


当たり前のようにいつもギターを弾きながら彼のオリジナルソングを歌ってくれていた、あれはもう過去のこととなってしまい、もう二度と聞かせてくれる事はないんだ、と思うと胸が締め付けられた、


そうなんだ。

記憶を失うということは過去の記憶を失うだけでなく、思い出も経験も積み上げてきた技術やスキルも、そして以前抱いていた人や物への感情も失うってことなんだ。


私がそれまで考えていた「記憶喪失」とはまったく比にならないほど現実は深い傷と痛みであることに初めて気づかされ、昨夜は寝るまで涙が止まらなかった。


カールさん、ごめんね。

なんの力にもなってあげられくて。

思い出の一つもシェアできなくなってしまったなんて。











2022年3月24日木曜日

カールさんのマネージャー

アーニーが去勢の手術をしたのが3月2日。

その夜にカールさんと大喧嘩。翌日出てってもらい、

その翌週の火曜日にカールさんは膝のケガが原因で腰の手術。

リハビリの病院で入院中の翌日、脳梗塞で14分意識が無くなる。

脳の専門病院へ転院。

2日後にまた転院。


という流れでした。


私は喧嘩中だったので毎日連絡がきていたけれどしかとしてて事の事態を知ったのが月曜日(脳梗塞から5日後)。


手術が原因の脳梗塞だと思ってたら、なんと1月にアイスで滑って転んで膝をケガしたときに左頭を打ったらしい。その時に打った場所が脳の記憶を司るところだったようで、今回の記憶喪失はこのときの事故が原因だとか。

当時、彼は頭を打った、なんてことを一言も言ってなかったし、その膝の怪我から手術日の翌日まで全くなんの症状もなかったし、痛いとも言ってなかった。普通だった。


今回の脳梗塞はやはり手術が原因だったかもしれないけれど、損傷を受けた脳の部分が脳梗塞を起こしたことで記憶喪失になった、という話のよう。


いったい何がどうなって今彼がここにいるのか、やっと少しずつひもが解けてきている。

本当にアイスで転んだときに左頭を打ったのだろうか?

内心、半信半疑でいる。

手術をした医師や病院は責任を逃れるために、記憶を失ったことをいいことに話をすり替えているのではないだろうか。


カールさんは、

  • 全身にちくちくするような痛みがずっとある。
  • 左腕と左足は痛くて感覚がない(麻痺)。
  • 右腕は痛いけれど感覚はある。
  • 右足だけは感覚があるし、痛みはない。
  • 顔だけが右半分に感覚なし(麻痺)。
  • 両手がずっと震えている。(特に左手)
  • 記憶がほとんど消えている。
  • 話すことはなんとかできるけど、もごもごしていて聞き取りにくい。

脳梗塞はできるだけ早くにリハビリを開始するとのちの回復に大きな差がでる、と聞くので、カールさんが退院してきた翌日、リハビリが再開するまで何もせずにいると回復するのも回復できなくなるような気がしてさっそく私はユーチューブでリハビリのビデオを検索。

私が仕事をしている間、カールさんに自分でビデオ見ながらリハビリしてもらった。

亡き母がお見舞いにきてくださったお友達にしてもらっていたことを思い出し、私も同じように感覚のない彼の左手を丁寧にマッサージ。

臓器に直結している足の裏をマッサージして脳に刺激を与えるのはどうだろうか?

と思い、私の足用ゴルフボールでカールさんにもテレビを見ながら足裏をマッサージしてもらうことにした。


その効果があったのかどうかわからないけれど、我が家にやってきて三日目の朝、言葉が今までよりクリアに話せているような気がした。

他の人にも同じことを言われたらしい。

セラピーの再開がまだ数日先だというので、すぐに電話してホームケアのナースさん兼セラピストさんの訪問を今日からさっそく開始してもらうようにリクエスト。

ということで、

昨日一日家でゆっくり休みながらセルフセラピーをしただけで、今日からまたセラピーをしっかり頑張ってもらうことにした。

サボってはどんどん回復が遅れてしまう。
それが心配で心配で、のんびり見守ってあげてる場合じゃないのだ。

毎日ここの我が家から彼の家まで自宅訪問ナースセラピーを受けに通うのに片道40分かかるけど、今日セラピーさんから運転は脳の回復にはとても良い!と言われたらしいので、しばらくここから頑張って通ってもらおうと思う。(カールさんの『大丈夫だから!』を信じることにした。)

どうぞ事故だけはしませんように。

すっかり私はカールさんのアシスタントというか、マネージャーとでも言っておきましょうか。(笑)


カールんさんがアイスクリームとチーズケーキが食べたいというので家族三人でLidleへ。
美味しい!!


私自身、退院してきた初日が精神的に大変だったけど、少しずつ彼の状態やことの流れが把握できてきて、気持ちが少しずつ楽になりつつある。

ただ、彼に起こった事実をまだ受け入れることができず、彼のいないときに彼の将来の不安、自分への不安が襲ってくる。




2022年3月22日火曜日

突然の退院

カールさん。

 あと二か月は退院は無理だ、と言われていたのに、今日突然退院して自分で車を運転して我が家までやってきました。

入院中は毎日検査や能力テスト、そしてリハビリの予定がぎっしり詰まっていて、携帯電話を自由に使わせてもらえる時間も制限され、そのなかでたくさんの人たちから電話やテキストメッセージがじゃんじゃん入り、ナースさんが英語を話せない、などと相当なストレスだったこともあり、

病院を出て

「誰にも会いたくないし、話もしたくない。しばらくは一人になりたい。」


と言ってホテルに滞在するというので、

「そっと一人にしてあげるから、うちにおいで。」

と誘い、迎えに行くと言ったけど、

「大丈夫だ。自分で運転できる」


と40分高速道路に乗って本当に自分で運転してうちまでやってきた。


記憶喪失なのにこれるんだろうか。と心配したけれど、

GPSでなんとかここまでたどり着き、どの建物に私が住んでいるか思い出せないのでそこまで迎えに行った。

私の耳鼻科の診察時間が迫っていたので、そのまま彼をピックして耳鼻科へ。


車の中でアーニーと二人で待っててもらった。


診察中に彼から電話が入り、

「車のセキュリティーが大きな音を出してるから止めてくれ!」

という。

診察を中断してもらって4階から大急ぎで降り、外まで出てセキュリティーのボタンを押して止める。

周りの人たちは彼が車に乗っているのに止めようとしないから病院の警備員から怒鳴られたらしい。


大きな音が怖いアーニーも相当怯えていたに違いない。



また病院に戻り、診察で先日の脳のMRIの検査結果を聞くと、

問題なし。

とのこと。

なのでもう治療方法はありません、と。Orz


数種のめまいがあるので、耳石のバランスを整えてもらえないかお願いして帰る前にバランスを整えてもらった。



退院して処方箋を薬局に持ってった次いでにイースターチョコをお土産に買ってきてくれた。さっきくれたことを忘れてまた同じものをくれたので2個ずつある。笑


Kさんは・・・


今は何も話したくない。

の一点張りで何もわからない私は質問攻めになると怒る。

1月に氷で転んでからのことが何もわからない。


何が事実で何が嘘なのか。

記憶を失ったというけれど、どこまで覚えていて何を覚えていないのか。

わかってると言うけれど、どこまで理解できて何を理解できなのか。

本当は記憶喪失なんて嘘で、私は騙されているんじゃないのか?と思えるくらい突然クリアに思い出すこともある。


一応、運転も自分でできるし、おトイレで自分のことは自分でできる。シャワーも日曜日から自分で浴びれるようになった。

心配していた階段もゆっくり一段一段ずつ


でなんとか4階の我が家まで上がれた。

歩くのもなんとか普通に歩けている。

ただ左半分の顔面に感覚がない、左手にも感覚がない。

左手で少しなら握ったりはできるけど、両手ともずっと震えているので飲み物を飲むのが難しい。両手でグラスを持って飲んでいる。

フォークとナイフと使って上手にチキンを食べていた。



退院したのは仕方ないとして、この一番大事な時期にリハビリをさぼると後々大きな影響がでるので、すぐにでも通院してリハビリを再開して欲しい。

明日一日家でゆっくり休んだら明後日からスケジュールが詰まっていると本人は言っている。


何がどうなってこんなことになったのか。

あの転んだ日から今日までどこで何があったのかさっぱり私にはわからない。


今は何も尋ねることはできないけれど、少し落ち着いたら彼から話を聞いてみようと思う。

2022年3月21日月曜日

アーニーの1歳の誕生日

お詫びを申し上げてさっそくブログを更新してます。^^;


今日はお天気が最高によかったこともあってか、気分がかなり這い上がりました。↑

もちろん毎日ショックなことはあるけれど、今日は昨日のようにまで落ちることなく感情を維持できたんです。


今日はアーニーの1歳のお誕生日。

もちろんそんなこと本人はまったく理解していなのだけれど。(笑)


ダイエット中とは言え、今日だけは甘々にしてあげようと(でもカロリーの高いものはなし)、朝はアーニーの大好きなスィートポテト+ドッグフードを朝食に。

ランチは術後しか食べさせてもらえないウェットフード。

ディナーは、牛肉ミンチで作ったハンバーグケーキ。


ハンバーグケーキ。


食後のデザートはグレープフルーツ。


といつもなら「ドッグフード」か「ごはん+チキン+お野菜」の二者択一なのに、今日はアーニーが大好きなものをたくさん食べさせてあげました。


「うんまかったー!」と大満足の様子♪


仕事を早めに切り上げて3時半から私の足の診察。

新しい足の専門医ではなく、今まで診ていただいてたドクターS.


お天気がとっても良かったので、診察が終わったらその足でお散歩へ行こう!とアーニーも一緒に車へ。

診察中は車のなかでお留守番。


と予定していたら、犬好きのドクターSと診察所のスタッフさんみんなが犬好きということもあって今回初めて

「犬ちゃんも中へ一緒に入っていただいていいですよ~!」

って!!!


えええ!!こんなこと初めて!!

さすがアメリカ。日本じゃあり得ない話じゃない?!


さっそくアーニーを呼びにいき、中へ入ろうとしたら・・・

動物病院だと思ったらしく、ひどく嫌がって中へ入ってくれない。


なんとか中に入り、自分の診察ではないとわかったら大喜び♪

みなさんに可愛い可愛いと可愛がっていただき、ドクターとも犬の話ばかり。笑


アーニーは診察中ずっと大人しく待っててくれました。^^


いつもご褒美のおやつを持参するのに今日にかぎって忘れてきた!


診察が終わったらちょっと遠出していつもと違う川沿いのウォーターフロントの公園へ。

桜は咲いているし、嗅いだことのない新しい犬の匂いはいっぱいするし、鳥をたくさん見れるし、とアーニーは案の定、大喜び♪







1時間半のんびりお散歩して帰ってきました。





アーニーが昨年6月7日にやってきたときは生後10週間。

あっという間に大きくなって、どんどんお利口になって、すっかり凛々しいお兄ちゃんに成長してくれました。


これからもずっと一緒に幸せで楽しい時間を過ごそうね。

お父さんもがんばって元気になってもらい、また親子三人でお散歩に行こうね。


アーニー、お誕生日おめでとう!!



ついに桜も開花。
今年は早いね。


2022年3月20日日曜日

お詫び

 勝手ではありますが、しばらくブログをお休みさせていただくことになるかもしれません。




書けるときに更新しようと思っていますが、Kさんの難しい状況、ウクライナ戦争、と私までもが精神的に滅入ってしまっています。


覗きにきていただいて更新されていないと申し訳ないので、書けるときだけ、にしますんでしばらく勝手をお許しください。


えのふむ

アップダウンの週末

土曜日は朝いちばんでお友達が会いにきてくれて、元気のないアーニーを元気づけてくれました。


お友達の手作りキーシュ。美味しかった♪


その後寂しがるのですぐに長距離お散歩へ。


帰宅するとアーニーはぐったりお疲れ。

私はそのままお友達二人と久しぶりに女子会ブランチ。久しぶりの外食で嬉しかったです。


カリフォルニアトースト


そのままお友達が我が家へアーニーに会いにきてくれて、そのまま近所に住むお友達の家へ夕食に。

彼女のご主人とお友達デイビッドも合流。


ダイエットを始めたアーニーの目の前でいつまでも食べて飲んでいる私たちの横でアーニーはずっと食べ物を我慢。可哀相なことしちゃってたよ。ごめんね。T_T


犬も人も大好きなアーニーはいつもお母さんと二人ぼっちで寂しいけれど、今日は朝からたくさんのお友達に相手にしてもらって楽しい一日となりました。

帰宅したらバタンキュー。ノックアウトです。><


日曜日の今日は・・・・

私に疲れがでているのと、二日前から久しぶりに左肺が少し痛みだしていて。

今日はゆっくり身体を休ませることにしよう、とアーニーには申し訳ないけどすることしたら家でダラダラさせてもらいました。

といってもほとんどお昼寝もできなかったし、テレビも見れなかったけど。


音のない静まり返った家で寂しそうにしているアーニーを元気づけたくてアーニーの好きな公園でフリスビーしたり、お散歩したり、またご無沙汰してた川沿いの公園へ散歩にでかけたりと人気の多いところを選んで連れ出しました。


私は今日は朝から気分が↓で、うつ状態。

楽しい一日を過ごした翌日になぜ気分が下がるのか理解できなかったけど、ずっとKさんのことが頭から離れないんだと思います。


今日はKさんから連絡なし。

やっと夕方にメッセージが入ったかと思ったらナースさんからで、

「今日はあまり調子がよくないらしく、ほとんどのことを思い出せないでいます。保険の関係で近々退院してもらうことになるかもしれません。」

ときてさらにショックを受け・・・


あんなに大好きで私同様にアーニーを溺愛していたのに今はアーニーに対する感情はありません。

いつかアーニーと再会させてあげられる日がやってきたときに、アーニーはいつもどおりに大喜びして飛び掛かっていくだろうけど、Kさんは今までのKさんじゃない。

その時にアーニーがどう反応するのか考えただけで悲しくなります。


明日はアーニーの1歳の誕生日。

Kさんと親子三人でお祝いできないのはとても残念で悲しいけれど、Kさんの分もたくさんお祝いしてあげようと思います。


アーニー、お誕生日おめでとう!!!


2022年3月18日金曜日

今週のいろんなこと。

 今週も無事に終わりました。

今日3月18日は亡き母の誕生日。

もし今も生きていたら今日で80歳を迎えることができたのになぁ。T_T


最近また母を偲ぶ時間が増えました。

母に久しぶりに会ってあれこれいろんなことをお話ししたいです。



昨日はセントパトリックデーだったけど、そんな気分になれなくて。Orz

Kさんにも

「Happy St. Patric Day!」

と気晴らしになってもらえたら、と思って送ったけど、彼も同じ。

緑のビールを飲みに行くどころか緑の服さえ着なかったし。


今週は月曜日に久しぶりの腕のセラピー。

火曜日は三か月ぶりの膠原病医による診察。


毎年のことだけど、11月から4月に突入するまではこの時期、お仕事の方が忙しくて。

毎年お仕事の量は減ってきて、今年は最近まで忙しくなかったのに3月に入ってから急にどっさり。

余裕をかましてたらえらい忙しくて。久しぶりだから要領も悪いのかしら。

なかなか思うように片付かない。


Kさんは私のことを覚えてくれている日とそうでない日があったけど、今日あたりからかなり私の記憶が少し安定してきたようで、私の昔のテニスのビデオを送ってきて

「これ、覚えてる」

って。

でも毎日のように私がどこに住んでいるのか同じ質問をしてきます。


気長に、何度でも答えます。^^


連日検査とテストとリハビリで一日の予定はびっしり。ゆっくり電話で話す時間もあまりなくて、夜の寝る前に電話を必ずしてきてくれるんだけど、相当疲れているのか、ささっと終わります。笑


昨日の違う病院での脳の検査の結果は・・・

やっぱり記憶を司る部分が損傷を受けているとのこと。

ここがリハビリでどこまで回復できるのかはドクターもわからないと。


でも、少しずつ、少しずつ、一進後退でも回復へと向かっている気がします。

ナースさんたちも記憶を取り戻すことにとても協力的らしく、

「僕はテニスを教えてたんだって?」

なんて言ってました。


自分で今の姿の写真を送ってきてくれたんだけど、彼の今の姿と、彼の一生懸命に頑張って話している姿と、彼の話を全て統合して想像していると、毎回電話を切った後に、あまりにも以前の彼とのギャップによるショックと、大変なことになってるとも知らずにのほほんと過ごしていた自分への腹立ち、などいろんな感情が混同して涙がこぼれます。


大丈夫、少しずつよくなっていくから。

大丈夫。時間はかかるけど、必ずまた元気なKさんに戻る日がやってくるから。


とひたすら自分に言い聞かせてます。


彼の今晩の話によると今日退院できるかも?という話だったけれど、2か月は無理だろうということでした。



アーニーが元気ありません。

息が荒い。ずっとゼーゼーハーハー言ってます。

興奮気味で緊張してるのかな?痛みがあるのかな?

お散歩もあまり行きたがりません。


ときどきKさんが朝寝坊してた寝室へ彼がいるのではないか?と覗きに行きます。


アーニーの大好きな公園へ連れていっても今日は全く歩こうとせず。

今までは嬉しくて3周も回ってたのに、今日は1周するのに1時間半かかりました。

Kさんに何が起こったのかまったく理解はできないだろうけど、ゆっくり話してきかせてます。


元気のないアーニー。お父さんのこと、察知してるのかな?


私のほうは足の痛みがどんどん悪化。

もう指がちぎれそうなくらいに痛くて歩けません。


月曜日に診察を入れたけど、何もできないだろうな。T_T


履ける靴も足もありません。どうしたらいいんだろうか。







2022年3月16日水曜日

3か月ぶりの膠原病医による診察

今日、Kさんと朝のやり取りでは

「今日病院を追い出されるかもしれない」

と言っていたけど、一日中いろんな検査やテストをして合格はもらったもののまだ家には帰らせてもらえないという結果に。

夜少しだけ電話で話ができたんだけど・・・


親友のスコットさんのことと上司のことは少し思い出せたみたい。


電話をかけてきてくれたのに出れなかったのですぐにかけなおすと、「誰?」って。

どうやら私のことを思い出せないらしい。

しばらくして名前をなんとか思い出せたみたいだけど、相手がだれかわからないまま色々質問したら答えてくれた。

電話を切ってから

「今思い出した!」

とメッセージがあったけど・・・怪しい。(笑)


本人の話では、問題は言葉が話せないのと記憶喪失だけらしい。

それ以外は大丈夫なんだって。ホンマか?!


歩くこともできるというので、退院したらうちに来てお世話させてもらうことができそう。よかた、よかた。^^


私は・・・

昨日は膠原病医による定期的な診察日。


事前に済ませておいた血液検査と尿検査。

相変わらず(膠原病の活動レベルを指標にする)C3の数値がぎりぎりでかなり低いことを含め、検査結果はいつもと大きく変化はないということだった。


今まで他の身体的問題と膠原病とを切り離して考えていたため、この膠原病医には他のドクターにかかってる問題点について話していなかったことに気づいたので


いまさらですが。


と腕の問題(セラピーに通ってること)、

めまいの問題(ステロイド剤の治療は効果がなかったこと、先週脳のMRIの検査をしたこと)、

全身あざだらけのこと、

眼が見難い。


などを報告しておいた。


先日骨密度検査を受けたので、その結果についても聞いてみると、

あまり著しい悪化は見られなかったけれど、脊椎の骨が若干さらに密度が減っている、とのこと。

今回の診察ではいろんなことを報告したり、質問したけれど、こちらから聞かないと特に何も話してくれることも報告してくれることも指示もなし。


なんだかすっきりしない診察だったけど、このドクターでいいんかね?!


アーニーは昨日から家のなかでKさんを探し始めた。

昨日も今日も少し元気がない。


ちょっと元気をださせてあげよう!と今朝は6時に目が覚めたので7時に近くの公園へ連れていき、誰もいないところで新しいフリスビーで一緒に遊んであげた。




夕方は・・・

車でのおでかけはもうかれこれ2週間もごぶさた。

やたらと車でおでかけしたがるもんだから、アーニーの大好きな公園へ車で連れてってあげたらやっぱり喜んでた♪


ドッグパーク以外でリーシュなしで思いっきり走らせてあげられるところがないので運動がぜんぜん足りてない。T_T

可哀相だけど、これでもおかあちゃん、精一杯がんばってあれこれアイデアだして、同じように動いてるのよ。^^;勘弁してね。


真ん中がピカピカ光るから興奮気味。笑




2022年3月15日火曜日

ちょっとした運命の決心

 Kさんがそんな大変なことになってるとは知らず、喧嘩中でこの1週間、私はアーニーとのほほんと過ごしてた。


そんな大変なことになっていたなんて。

そんな辛い思いをしてたなんて。


喧嘩中だったとはいえ、何とも言えない罪悪感というのか、役立たず感というのか・・・Orz


昨夜やっと彼からのいつもの留守電をチェックして、その声にびっくりして電話したんだけど、ほとんど何を言ってるのか理解できなかった。


けど、テキストでの会話では普通に短い会話ができた。


翌日の今日、記憶がほとんど消えていたことを知った。


私の名前は少し間違ってた。

大好きなアーニーの名前でさえかろうじて覚えていたけど、自信がなかった。

アーニーが何歳なのか、去勢の手術をしたのかどうかは覚えていなかった。

毎晩電話で話をしていた親友のスコットさんのことは完全に記憶から消えていた。

私がどこに住んでいて、何の仕事をしているのか覚えていなかった。

自分が今までどんな仕事をしていたのかも覚えていなかった。



と記憶がほとんど消えてしまっている。


考えるととてつもなく悲しくて涙が流れてしまうけど、私はKさんが回復するまで(いつになるかわからないけど)介護をさせていただくと心に決めたので、「本人はもっと辛いんだ」ということを考えると泣いているわけにはいかない、と泣かないことに決めた。


Kさんがこんなことになったのは私の運命でもある。

きっと神様がKさんのお世話をさせていただきなさいと、私のこれからの人生に課題を与えてくださったのだろうと思う。


神様は乗り越えられない試練を与えたりしない。

Kさんも私もこれを乗り越えられる力量があるから神様が私たちのために与えてくださった「機会」に違いない。

Kさんのお世話をさせていただくことで私の病気を治していただくためにこの機会を与えてくださったのかもしれないし、私たちの絆をより深めるためにこの機会を与えてくださったのかもしれない。

Kさんにとってはテニスのお仕事を辞めざるを得ない辛くて悲しい機会かもしれないけれど、失うものあれば得るものあり。

きっと今までとは違った何かがKさんのところへやってくるのかもしれない。


そう思って本人の前では凛とした態度で気をしっかり持ってサポートさせていただこうと思う。(コロナで面会禁止だからいつ本人に会えるのかわからないけれど。)


先ほど電話で少し話ができたけど、気持ちだけ昨夜より彼の言っていることが聞き取れたような気がする。

声も元の声の面影が少し感じられた


毎日少しずつでもいいから、いい方向へと回復されますように。






2022年3月14日月曜日

厄か?災難続きのKさん。

 突然ですが、、、


Kさん、大晦日からコロナ感染。

お正月から2週間は何も食べれず結構重症。

年明け三週目からやっとお仕事に復帰したかと思えば、まだ暗い早朝に出勤して凍ってる地面が見えてなくて滑って転び、左ひざを割る。

一昨年の9月に右足をくじいて右くるぶしの骨にひびが入ったのもまだ治っていないのに。

あちこちいろんなドクターの意見を聞きに回り、最後のドクターのところでMRIなどの検査をしたところ、右足と左ひざの怪我により、腰(5年前に大事故をして肺に大きな損傷と人工骨盤に。)にまでに問題が出ているという。


ということで、先週の火曜日に腰の再手術をしたらしい。

その翌日の水曜日、脳梗塞。


今まで知らなかったんだけど、左脳に血栓ができたため、身体の左半分は不自由に。言葉も話せない。


今は腰のリハビリセンターから脳のリハビリセンターへ移動し、そこで入院中。

コロナ渦中なのでお見舞いは禁止。


・・・


いつものように喧嘩中だったので今日まで知らなかった。Orz


知っていたところでどうすることもできなかっただろうけど。


Kさん、ここ6年ほど災難続き。

この先、大丈夫なのかしら。


去勢手術後のふらふらのアーニーと心配で眠れずにふらふらだったKさん。



2022年3月12日土曜日

今シーズン最後の雪と夏時間開始

 昨日はすっかり春日和でたくさんの花があちこちで咲き、みんなタンクトップでジョギングしたりと屋外の活動を楽しんでいたのに・・・


今日は雪。

しかもスノーストーム。吹雪ですよ!!


今朝はまだ雨だったけれど、予報どおり昼前から雪に変わり、少し積りました。


雪が大好きなアーニーは大喜び♪





前のように新雪にダイブインしたり、飛び跳ねたり、雪を食べたり。


きっと今シーズン最後の雪になるだろうなぁ、と思ったので雪吹雪で気温も低かったけれど、がんばってアーニーのために、と一日二回、近くの空っぽ球場へ連れていき、自由に思いっきり雪の草原で走らせてあげてきたよ。


走るの大好き♪

雪大好き♪

自由大好き♪


の三拍子がそろって大喜び。


遊び道具がなくたっていくらでも、いつまでも走っていられる様子。


雪の腕背中をごしごししたり、雪を食べたり、思いっきり走って行ったかと思うと、すぐに私のところへ向かって全速力で戻ってきたり。かと思えばまた遠くまで思いっきり走ったり、をずっと1時間ほど繰り返してたわ。笑




ここは本当は犬禁止だと思うからみつかるとヤバい。><   ごめんなさい。


人が絶対にいない!と分かっている雨の後や雪のときくらいしか自由に走らせてあげることができなくて。Orz


今日は気温が華氏28度。雪が風でびゅんびゅんと吹雪いていてめちゃくちゃ寒かったうえに、準備が不十分で足の痛みがハンパなくかなり辛かったけど、アーニーは喜びいっぱいで幸せそうに思いっきり走っている姿をみるとそんな辛さも吹っ飛んだ。


他の犬と遊ばせてあげられないこと、もうドッグパークへ連れていってあげることができないこと、手術の辛さに耐えてくれたこと、といろんな辛いことがあった後にたくさん我慢させてたから、喜びもなおのこと。


手術からかなり無事に回復してくれて少しずつ胸をなでおろしている今日この頃です。




さて。


いよいよ明日から夏時間。


犬を飼う前は冬の散歩を恐れていたけれど、しっかり着込んだせいかそんなに苦ではなかったかな。^^


日照時間が長くなるのでそれだけでももうワクワクしちゃう。💛



たくさん遊んで久しぶりに疲れた様子。私の膝で眠りに落ちた。^^





2022年3月11日金曜日

恐怖のMRI検査

 昨日、不安だったMRIの検査へ行ってきた。


2019年以来だったので3年ぶりの脳の検査。

狭いところが怖いので、脳のMRIは苦手。T_T


3年前の検査のときに処方してもらった期限切れの精神安定剤がまだ残っていたので、道中車の中で服用。


病院に到着したら気分がまったりしてきた。

ふらふらする。

ぼーっとする。


期限が切れて1年経っててもまだ効果はある様子。


名前を呼ばれていざ中に入ると・・・


また最新の機械に更新されてた。


ここの病院は、毎回行くたびに最新の機械を採用していて、今回は驚いたことに全く怖くなかったのだ。

もちろん精神安定剤を服用していたことも理由の一つだとは思うけれど・・・


昨日の検査機は、横になったら頭の部分はいつものように固定された状態で顔を覆われる。

今回はこの顔を覆うものがメッシュではなく、少し開放的な顔面用ヘルメットみたいになってたのだ。


そのうえ、台の上で横になり、頭を固定されて顔をヘルメットのようなもので覆われて中へ入っていくと、結構窮屈な感じはなく、スペースたっぷりなうえに、天井を見ると・・

いつもなら天井が結構目の前にあって圧迫感があり、これが怖いのだけれど、この目の前の天井が吹き抜けになっていて、その天井にはスクリーンが設置されており、イルカやウミガメが海で泳いでいるのである。

もちろんリラックス音楽もヘッドフォンから流れてくる。

顔面を覆うヘルメットといい、目の前の吹き抜けといい、天井のスクリーンといい、まったく不安も恐怖感もなく、ずっと45分間目を閉じてリラックスしていられた。


ここでもテクノロジーのおかげだねぇ。

数年でどんどん機械も開発されて検査による苦痛が緩和される。

とてもいいことだ。


ただコントラストありの検査も同時にやったので、腕に針を刺して薬液を注入されたんだけど、その針刺しがあかんわ。(苦笑)T_T

これがめちゃくちゃ痛かった。><


やっぱりアザに。涙


帰宅してからもずっと腕が痛み、これさえなければ・・・と思ったが、MRIの検査のあの恐怖を思い出すと、ぜんぜん我慢できてしまうのであった。


アーニーは久しぶりに独りぼっちだったけどお利口にお留守番できました♪


第三次世界大戦

毎日ウクライナとロシアの戦争のニュースでもちきりだけど、見ていられないくらい酷いし、ウクライナ人の人たちが気の毒で辛い。

ウクライナから必死で隣国に避難したウクライナ人を助けようとポーランドの人たちも必死に頑張っている姿を見ると救われる思いだし、いったん避難したにも関わらず、ロシア兵と戦う、と言って若い男性たちが自国へ戻っていく姿、胸が熱くなる。

何も力になれないけど、「がんばって!!!!!」と声援を送り、無事を祈るばかりである。


現地へ行って直接的に何か力になる、ということはできないけれど、でも間接的にならここにいながらできることもある。


アメリカがロシアのお酒の販売を禁止したり、ロシアからのガソリンの輸入を中止したり、と反ロシア姿勢を見せていることでアメリカもコロナによるパンデミック以上に物価上昇、ガソリンの高騰、と市民の生活に影響が出ている。

ウクライナをサポートする国民もいれば、もちろん怒っているアメリカ国民もいる。


ガソリンが50セント値上がりしたくらいがなんなのよ!


直接現地へ行って助けてあげることができないのなら、こんな50セントのちっぽけなサポートくらい協力しろよ!

と言いたくなる。


ロシアにあるマクドナルドも全閉店したらしい。


みんなそれぞれがウクライナのためにできることを考え、自分たちにできることをさせてもらう。


ウクライ色の消火栓


間接的でも小さなことでもできることをさせてもらおう。





2022年3月9日水曜日

久しぶりに脳のMRI検査

 今週に入ってかなりいつものアーニーに戻ってきた!

先週は恐怖と不安で家でも昼寝をしなくなってたけど、月曜日からまた安心できるようになったのか、前のように仕事中はお昼寝をするように。

でも私にべったり。

ずっと付いてくるし、ずっと構って欲しそうにしてる。

今まで以上に甘えっこになってしまった様子。


大きくなってもまだまだ赤ちゃんだわ。^^;


私のほうは、アーニーを毎日公園などに連れて行かなくていいので、そういう意味ではかなり楽をさせてもらってるんだけど(2週間の限定だけどね。)、朝目が覚める時間がどんどん早くなり(日の出が毎日少しずつ早くなってるからね。いや、加齢のせいか?!笑)、日中は眠気がハンパない。

月曜日の夜はズームミーティングがあったんだけど、せっかくの貴重なミーティングだっていうのにほとんど記憶に残っていないし。^^;

仕事も眠気で頭が冴えない。困ったもんだ。


耳のために、となんとかカフェインを止めて半年以上になるけれど、それでもなんとか仕事をこなせているから、うとうとでもぼーっとしててもよしとするか?!




その耳なんだけど・・・


半年前に左耳に異常があることが判明し、希望の治療法がみつかって、耳の中にステロイドを注入してもらって一か月。

期待しすぎたせいか、効果はほとんど実感できなかった。Orz


ということで、先日の耳鼻科で


「これがだめならもうできることはない。」

と匙を投げられてしまいました。


ダメもとで

「脳のMRI検査をして脳に異常がないかどうか確認してみましょう。」

と数年ぶりに脳のMRI検査をすることに。


この検査、数年前までは複視の原因を調べるために何度かやったんだけど、狭いところが怖いわたしゃ、たまらんのですよ。T_T

明日は一応期限切れの「精神安定剤」を事前に服用してから挑もうとは思ってるけど・・・


怖い。

やっぱり怖い。

いざ、というときに身動きがとれないのは非常に怖い。

何もないとわかってるのに、なぜこんなに怖いのか。


わかりません。


狭所恐怖症の人にはわかってもらえるでしょうが・・・。


結構憂鬱です。


そのうえ、術後べったりになったアーニーを久しぶりに術後初めて一人でお留守番させないといけない。

これがまたダブるで心配。T_T


あー、明日の検査、早く終わって欲しいです。







2022年3月8日火曜日

手術後三日目。怯えるアーニー

 二日目の夜、キッチンで夕食の片付けをして終わったら・・・


アーニーが倒れこむように床で寝てた。

手術当日の朝5時に起きて身体的&精神的ストレスの手術を乗り越え、それからずっと必死で眠気と戦い、とうとう眠気が勝ってしまったのだろう。

すでに目を覚ましてから38時間が経っていた。


ほっとできた。

横になって休めているアーニーの姿を見たらもうなんとも言えない安堵感というか、辛さから解放されてやっと休めたアーニーと疲労しきった自分への「よかったね。お疲れ様」という気持ちが底からぐわーと沸き起こってきた。


二日目の夜は私もアーニーも気絶したように眠った。



三日目。

48時間で麻酔は身体から抜けているとのこと。


アーニーは少しずつまた以前食べていたものを口にするようになった。

ただ・・・


手術による精神的ダメージも大きかったため、家のなかでは何もないのに突然びっくりしたように飛び起きて走り出したり、円を描くように早歩きでグルグル回ったり、突然怯えて玄関まで逃げたり、と奇妙な行動が目につくように。

家の中では相変わらず決まった場所だけにとどまり、狭くて隠れるようなところで震えていることも。




狭いここが一番安心できるみたい。


大好きなお散歩も拒否するように。

無理に連れ出すと歩き出すけれど、すぐに帰りたがる。

歩くときは左後ろ足を上げて歩く。怪我をしているに違いない。痛そう。


それでも少しずつ食欲は戻ってきているし、座ったり、ときどきだけど横になったりもできるようになった。


まだ手術から三日しか経っていないんだから仕方がない。

前の元気いっぱいなアーニーへ戻るのには時間がかかるだろうし、ゆっくり見守ってあげよう。





2022年3月6日日曜日

去勢手術後二日目

 アーニー、手術の翌日(二日目)から食欲がガタ落ち。

昨日は手術後にあんなに食欲あったのに。T_T


大好きなスィートポテトもバナナもウェットフードもりんごも食べない。

結局今日はいつものドッグフードだけは食べてくれたけれど、あんなに食欲旺盛で食べ物への執着がすごいアーニーが残していた。

オモチャにも全く興味なし。

無気力。

家の中のわずか決まった狭いエリアを行ったり来たりしてるだけ。

何もせずにただ立ち尽くしているいる。



全く元気のないアーニー。ずっとここで怯えている。


手術で切った傷口が痛むのか、座ることも横になることもできない。

だから横になって眠ることもできない。




精神的にも身体的にもクタクタで限界にきているのに必死で眠気に耐えて結局38時間近く起きていた。

座ったり横になると痛くて飛び上がるのでどんなにまぶたが落ちてきて左右や前後に揺れても、床にどたっと倒れこんでも起きていた。


見ていられないほど辛かった。

涙がボロボロ何度も流れた。

代われるものなら代わってあげたい。

痛いのか、痛いのならどこが痛いのかそれだけでもわかれば何かしてあげられるかもしれないのに、それさえもわかってあげることができない。


昨夜から一睡もせずひたすら泣いてばかりで両目はパンパン。

今日は申し訳ないけどお仕事をお休みさせてもらって一日看病に徹した。


夜あたりから外へ出ると(一回につき10分だけと制限付き)、左足を上げて歩くようになった。


ひょっとして辛い痛みというのは手術の傷ではなく、脚の怪我?!

様子を見ていると・・・お外に出てお散歩に行けるのはとっても嬉しそうにしているけど、5秒に1回は左後ろ足を上げてケンケンしている。

かなり辛そう。T_T


昨夜から座れないのも横になれないのも、そして眠れないでいるのはこの左後ろ脚の痛みが原因だったのか?!


そうだとすれば、すべて辻褄が合う。


横になるなり飛び上がって痛がること。

ケンケンして歩くこと。

左後ろ足を何度も舐めようとすること。


すぐに手術をしてくれた病院へ連絡。

朝連絡したときは


「ただ甘えてるだけだと思います」

と言われた。

二回目も

「麻酔が完全に身体から抜けるまでに48時間かかりますから様子をみてください。」


そして三回目では

「週末様子を見てまだ脚の様子がおかしいようなら月曜日の11時に来てください。診てあげます。」と。


週末様子をみることにしよう。


どうぞ、脚の痛みなら少しでもよくなってくれますように。








2022年3月4日金曜日

アーニーの去勢手術

 水曜日はアーニーの去勢手術の日。

前日は不安と心配で胸いっぱいになり、当日の朝は5時10分に目がぱちり。


片道一時間かけて8時には病院に到着。二番目だった。


アーニーの番がやってきて「よろしくお願いします。」とナースさんにアーニーを引き渡し、何も知らないアーニーは機嫌よく中へ入っていったんだけど・・・

そこからが大変だったらしい。

最初から最後まで恐怖で怯えてたというナースさんの話。


手術が終わるまでの間、Kさんと二人でダイナーへ。




アーニーがやってきてから二人でゆっくり外食なんて久しぶり。




2時間くらいで連絡が入り、アーニーを迎えに。


麻酔がまだ効いているためふらふらのアーニーがナースさんに連れられて自分で歩きながら中から出てきた。


一瞬、アーニーから

「なんでお父さんもお母さんも僕を置いてけぼりにしたんだよ!!」

と怒ってるように見えた。


車に乗せ、帰路へと向かう途中は痛みと怖さで吠えたいけれど力がなくて声を出せないのか、今までに聞いたことのない声でずっと泣いていた。


そして無事帰宅。


ここからが戦いの始まりだった。


手術当日はウェットフードやなどの食べやすいものを食べさせたところ、たくさん食べてくれた。

ただ今までなんでも喜んで食べる子だったのに、バナナやリンゴなど食べなくなった。


怖さと不安と痛み、そして麻酔が聞いているからぐったりしていて、ずっと横になって寝ていた。


ところが夜10時ごろから、座ることも横になることもしない。いや、できないみたい。

相当なストレスがかかった一日でぐったり疲れているのに横になって寝ることができない。


傷口が痛いのかな。

寝てしまうとまた怖い病院へ連れていかれるかも、と不安で眠らないようにしてるのかな。


どんなにうとうとしても絶対に目を閉じない。

クタクタに疲れているし、早起きだったし、全くお昼寝もしていないのに、立ったまま寝落ちしている。

そんな姿を見ていると辛そうで辛そうで見てられない。

座ることも横になることもできない理由さえわかれば何かできるかもしれないのに。


ひたすら身体をさすってやり、リラックスさせることくらいしかできない。


アーニーが寝付くのを確認するまでは私も寝ないと決め、結局朝を迎えた。


つづく。