すっかり真冬の気温に戻ってしばらく寒い日が続いてたけど、今日やっと気温が上がり上着の要らない暖かさに。
今度こそもう冬の終わりでありますように。
カールさんは月曜日から自宅ホームケアのセラピーを受けに自分の家に帰ってます。
州をまたがってまでナースさんはケアに来てくれないそうで。
うちには週に2~3回ほど泊まりに来て、その時だけ今までのようにごはん作ってあげたりしてあげてます。
彼の介護をさせてもらう、と大きなことを言いましたが、実際のところ・・・
カールさんは自分の身の周りのことはなんでもできるし、特に私がしてあげられる「介護」らしいことは何もしてません。^^;
強いて言うならば・・・
記憶を取り戻すお手伝い、くらいかしら。
身体の方もまだまだ不自由があるけど、歩けるし、震えてても両手はなんとか使えてるし、「話す」こともかなり元の状態に近いところまで回復してきました。
顔の麻痺も以前と変わらないくらいまで戻っているし、話し方も以前のようにまではっきり聞き取れるし、著しい効果が。
ただ一日に数回、顔の筋肉が固まるのか突然右半分の顔を自由に動かせなくなり、また口がもごもごして話せなくなったりするのです。
あと全身の痛み。
これが相当辛いようで、オキシコドンなどの強力な痛み止めを処方されているけれど、服用んしたくない、と飲まないから夜も眠れない。
身体の回復に睡眠は大切。
アーニーは・・・・
アーニーの去勢手術の翌朝にカールさんが出て行って以来の数週間ぶりの再会で、もちろん、アーニーは久しぶりに’カールさんの姿が見えたときは大興奮。
カールさんが車の中に乗り込んできたら、ワンワンと大きな声で吠えまくるし、後部座席を右に行ったり左に行ったりと大喜び。
だけど、カールさんはアーニーのこともほとんど覚えていないから、反応が薄い(以前はカールさんもアーニーを溺愛してたので彼も大喜びだったけど。T_T)。
敏感なアーニーはすぐに「様子がおかしい。」と勘づき、動揺したのかしゅんとなってしまった。
カールさんは初めて出会った犬、として一からアーニーを愛し直してくれ、すでに今では以前のカールさんと同じくらいアーニーを溺愛してくれているし、アーニーへの接し方も声掛けも一緒。^^
カールさんは何も覚えていないというけれど、不思議なことに我が家での(厳しい)ルールは身体が覚えていたのか、頭にしみついているのか(笑)、自然にやってこなしてるんです。
例えば・・・
帰宅したらまず携帯電話をアルコール消毒する、とか帰宅したら家内ようの服に着替える、とか、朝目が覚めたらお布団をしばらく広げたままにして空気を通す、とか私の脱いだパジャマをたたむ、とか。
どれもこれもくだらないことだけど、こういう「習慣」は自然に違和感なくできているんです。
「覚えていない」というけど、さらっと覚えていない人の名前が出てきたり、ぽろっと昔のことを話したりするので、「本当に記憶喪失?!」と疑いたくなることもしばしば。
これでもし本当に記憶喪失ではなく、すべて「演技』だった、とか言うたら・・・怒るで。(笑)
大好きなご近所さん一家が一昨日引っ越して行ってしまいました。T_T
奥さんは美人で性格はいいし、ご主人は熊さんみたいにおおらかでフレンドリー。
2歳の女の子はチャーミングでお人形さんのように可愛い。
最近産まれたばかりの次女は赤ちゃんだから知らないけど・・・
アーニーが大喜びで駆け寄っても嫌な顔せずいつも笑顔でいっぱい可愛がってくれる上に、アーニーが他の犬に攻撃されて落ちこんでいた時、励ましてくれたり、とたくさんお世話になり、とっても大好きな一家でした。
二人目ができたらきっと出ていっちゃうんだろうな、と覚悟はしてたけど、やっぱりものすごく悲しくて。Orz
こんな悲しみを共有できるのもカールさんしかいないのに、彼はもちろんこのご家族のことを覚えていない。
くだらないことだけど、一緒に「どこどこのだれだれさんたち、引っ越ししちゃんだって。寂しいよね」なんて会話ができないのが寂しいわ。T_T
彼の状況、聞けば聞くほど不思議で興味深い!えのふむ宅の厳しいルールを身体が覚えてるなんて、すごすぎるー!真っ先に忘れそうなものなのに。ご近所さんのこと、淋しいね。また素敵な出会いがありますように☆
返信削除どうやら理屈では理解できない記憶喪失みたいで、これを覚えるからあれも覚えてるはずでしょう!とはかない。これを覚えてなくてそれを覚えてるの???と驚くことがよくあります。
削除熊さんみたいなご主人に最後はぐさせてもらったら、ちょっとうるっと来きてくれはったので嬉しかったです。^^
良かった、カールさん、大変な状況だけど想像していたよりは大丈夫そう。介護と言うかお手伝いを細く長く続けていけそうだね。アーニーにはちょっとかわいそうだったね。やっぱりそういうの、感じ取れちゃうんだろうね。がっかりした様子が手に取るように分かります。
返信削除ご近所さんが引っ越ししていっちゃったのは残念だけど、またきっといい縁があると思うよ!
今思うとさ、退院直後のカールさんの介護をさせてもらおう!と決意したけど、あれは様子や状況がまったく見えなくて心配だから、安心一目会って、そばでアシストしながら様子を見ることで自分が安心できる、という自分への安心感を得るために、とか「やってあげたい」という(上から目線)自己満足だったのかな?と思う。彼は退院した時点で最初っから自分で自分のことはできてたし、特に介護と呼べるようなアシストは必要じゃなかったし。
削除もうそばであれこれお世話する必要もなかったので、私のちっちゃな決断はたったの2週間で終わりました。^^;
記憶だけが悪化してるような気がしないでもないけど、それが今現在の一番の問題であって、身体的な症状は毎日のセラピーで少しずつよくなっていくことを願うしかないね。