カールさんが膝をケガする前はずっとお仕事で週末を一緒に過ごせることなんてなかったけど、この週末は昨年の夏以来かしら、久しぶりに土曜日も日曜日も一緒に過ごすことができた。
土曜日の朝、テレビを見ながら「桜祭りに行きたい」とカールさんが突然言い出したので、ここ数年ワシントンの桜をあきらめていたけど、思い腰を上げてアーニーと三人でワシントンの桜を見に行くことにした。(桜祭りなしで花見だけね。苦笑)
「どれくらい歩ける?」とカールさんに尋ねると、「ナースステーションの周りを5周歩くことができた」と言っていた。
幸い、比較的タイダルベイスンに近いところに車を停めることができ、そこから周りの犬や人込みに気を付けながら彼のペースに合わせて桜を目指してゆっくり歩いた。
こないだまではとても暖かく、ポカポカ陽気な天候が続いていたのに、桜満開のこの週末に限って冬に逆戻り。氷まで降ってくる始末。
なんとかタイダルベイスンまで人混みに交じりながらたどり着き、記念の写真を撮ってすぐに引き返した。桜並木を見渡す全体の景色を楽しむ余裕もなく、最初の一本でおしまい。
それでも退院したてで病棟のナースステーションの周りを5周しか歩けなかったカールさんが寒いなか一時間も頑張って歩いてくれた。
その時は何も言ってくれなかったけど、帰宅してから寒さが体に堪えたのか、全身の痛みと2年前の足の怪我の痛みが悪化。
自分が言い出したから、と我慢してた様子。
帰りに近くの美味しいと評判のハンバーガーレストランでランチをゲットし、家でお腹を満たしたら・・・珍しい人混みで緊張したのかアーニーもぐったり。
カールさんだけでなく私もひどく疲れてしまい、夜まで腰が重く、幸いアーニーもぐったりだったので短いお散歩で許してもらえた。
毎日ゴルフボールで足裏を刺激しているせいか、毎日コツコツ自分でリハビリに励んでいる成果なのか、それとも神様に毎日お願いしているからなのか、、、
わからないけれどカールさんの麻痺して思うように動かせない右半分の顔が少しずつ動かせるようになってきていて、見た目だけではわからないほどまでに回復。(顔の痛みも口の中の痛みも相変わらず辛いらしいけれど。)「笑ってみて!」というと、口角を上げることができている!
それに、話す言葉がどんどんクリアに聞き取れるようになってきている。
先週の月曜日に初めて聞いた留守電メッセージと比べると著しい回復!
以前のように話せるようになってるカールさんに毎回いちいち感激せずにはおれないのだ。(笑)
彼は、
「君が毎日僕のために神様にお願いしてくれてるのが効いてると思うよ」
と。
嬉しいのか悲しいのかわからないけれど、彼の目から涙がこぼれた。
あの寒い中、桜を見に行ったんだね!こっちも雪や雹まで降って寒かったんだよ。そんななか、カールさんのお願いをえのふむちゃんがかなえてあげて、本当にすごい二人だよ。少しずつでも回復していってるのはえのふむちゃんがカールさんを思いやって頑張っているからだと思うよ(感涙)!
返信削除そんな風にいってもらえるなんて。ありがとう!
削除地道だけど、コツコツ今できることをただこなしていくしかないんだよね。成果は劇的には見えないから彼もモチベーションが維持できず、希望を持てないでいるけど、でもどんなに回復しているかは本人には以外と分かりづらく、毎日横で見ている私には本当に感激ものだよ。なんで以前はどうだったとか、比較してわかりやすく成果を彼にできるだけ伝えるようにしてます。
まだまだ長い道のり。
これからもっと回復が難しくなり、回復の速度も落ちてくるからもっともっと彼に寄り添って支えていかないとね。
応援ありがとう!!