その中の一つ、こないだの肺血栓がないかどうか調べる検査ね、あれ1200ドル近くしたらしく、保険である程度カバーされたけど、私の自己負担額がなんと400ドル。
いつも思うけど、医師は誤診やらで訴えられたら困るから、「念のため」検査を安易にオーダーする。
もちろん患者に経済的余裕があればそりゃ「はい〜」と言われるがまま受けちゃえばいいけど、後で請求書が届いて目ん玉飛び出す、なんてことが多々あります。
この検査はしなくても大丈夫、とかこの検査はきちんと受けといたほうがいいだろう、なんて判断が素人の患者にできるわけもないし。
それができたら一番いいけれど、それができるくらいならその専門医になってるしね。
この十何年間、病人になってから今までにもきっと「しなくてもよかった検査」がたくさんあったんだろうなぁ、と思うと悔しいですね。でもかといって自分で要・不要の判断もできなかったし。処方されたお薬も以前のブログで書いたようにこれもまたしかりですよ。自分で判断できてたら・・・・無駄にした検査の分のたくさんの医療費をセーブできてただろうし、お薬に関してはここまで副作用で苦しまなかっただろうなと思ってしまいます。仕方ないとわかってますが。
でも今日「アメリカの医療費ってめちゃくちゃ高額であるけれど、交渉可能だとかいうてたなー」とふとそんなことを思い出したのです。
そこでちらっとお昼休みに調べたら・・・・
いつも私が参考にしてるフィナンシャル・プランナーの方のサイトにそのことも書かれていました。(彼女のサイトは基本アメリカで生活していくために知っておかないといけないことの基本を詳しく説明してくださってていつも助かってます。)
やっぱり。
アメリカの医療費は払えない人のために払える人がカバーしてあげる仕組みなんだって。
請求書が発行される前にまず保険会社が病院に値段交渉してるわけだから、患者が値段交渉しても結構不思議でも非常識でもなんでもなくって、普通に対応してくれるとか。
だから払えないと言えば経済的に苦しい人には医療費は値切ってくれるらしい。
日本と同じ間隔で請求されたものは支払わないといけない(当たり前のことですが。)と思い込んでいた私は今まで借金してまで払っていたけれど、なんだかばかみたい。T_T
この方がおっしゃるには、病院や医師も滞在するホテルを探すように「shopping around」しなきゃいけない時代なんですって。
もちろん同じ検査でも手術でも病院や施設によって値段もピンキリらしいし。
時間と精神的余裕があるときは、事前にいくつかの病院に見積書を請求してから検査予約をしたほうがいいということを知りました。
病気になるだけで、体調悪いだけで、痛みに耐えているだけで、それだけで十分悲惨な思いをしてるのに、そこから時間と手間をかけてリサーチして、そのうえ検査して高額医療費を支払う???
なんだか納得のいかない国です・・・・。
そんな記事を読み終えたらジョンズホプキンスの肺高血圧症のドクターオフィスから電話が入りました。
今回私はNIH(アメリカ国立衛生研究所)でのこの病気の研究に貢献することにしたので、その説明をドクターと一緒に説明しますので8月8日に来院してくださいって。
9月の診察日と同じにしてもらえないか交渉中。(また交渉か。笑)
それから、やはり予定通り肺高血圧症と決定的な診断をするために、カテーテル検査をしないといけないと言われました。
しないといけないと言っておきながら、前回先生は検査のオーダーをしてなかったから、もうしなくてもいいのかなー、なんて思ってたのに。
これは脚の付け根から管を通すものではなく、首の大動脈から直接カテーテルの管を入れて肺と心臓の中を見る、というもの。脚の付け根は何回も切って管を通されてるから慣れてるけど、首ってちょっと怖いなぁ。
毎日のように届く医療費の請求書。
今回は支払う前に電話交渉してから支払ってみようかな、なんて考えてます。だめもと、でね。^^
いや〜、しかし出費で抑えられるところっていったら我が家には食費しかないので(といっても食事もすでに極度のレベルまで抑えている状態。)、もっとこれをきりつめることにしました。
外食はもともとなし!ですが、一週間に一度の食料調達を2週間に一回にしたり。
今日2週間ぶりにお買い物に行ったら、ついつい最近食べれていなかった果物に異常に反応しちゃってつい買いすぎてしまいました。Orz
特大イチゴパック、サクランボ、グレープフルーツの大袋、 バナナ、りんご、ベビーブロッコリー、トマト、ピーマン、 赤ペッパー、アボガド、キュウリ、 とまだまだ下にも。(怖) |
普段からお肉もお魚もあまり食べなくてもオッケーな「なんちゃってベーガン」なんで、鳥みたいに野菜や果物を見るとつい。^^;
でも、精神的に医療費で追い込まれている今だからこそ!と久しぶりに奮発してお花を購入。
帰宅して冷たい氷水に入れてあげたら見事に奇麗に花が咲きました!
久しぶりに奮発してお花を買いました♪ 一目惚れしたグラジオラス。 赤と黄色のお花が元気を与えてくれる。 |
やっぱりどんなビンボー生活でもこの心の余裕をもたらしてくれるお花はケチっちゃーいけませんねぇ。^^;
そういえば、昔子供のころ母親に
「私、大人になって結婚してどんなにビンボーなところへお嫁にいってとしても、お花だけは絶やさない家かお花を買わせてもらえる旦那様のところに嫁ぎたい」
なんて言ってたことを思い出しました。(嫁げなかったけど。笑)
服用薬とサプリメント
プレドニゾロン 10ミリ(1ミリ戻しました。T_T)
イムラン 100ミリ
プラケネル 400ミリ(一日おきに200ミリ)
アスピリン 81ミリ
DHEA 200ミリ
カルシウム1錠
オメガ3 1錠
グルコサミン2錠(関節痛のために)
カルシウム1錠
オメガ3 1錠
グルコサミン2錠(関節痛のために)
そうなんだよね、下手なことをしたらすぐ訴訟を起こされちゃうからお医者様の方も慎重で石橋を壊しちやう感じで進める。念のためにってあの検査もこの検査も。私も今いくつか検査するように、って言われているんだけど、本当に必要なのか?って二の足を踏んでるところ。保険でカバーされるかもしれないけど、それでもそのコストはまわりまわってくるわけで。
返信削除いやー、いい先生を探さなきゃいけないのは分かる。そこはリサーチ必要。お薬もきちんと調べなきゃいけないとは思う。でも、医療費が違ってくるのは分からない。値切ったもん勝ち?無い袖は振れないけど、でも借金してまで頑張って払う正直者がバカをみるようなシステムはおかしいよね。
普段お医者様にかかることのないまりちゃんでさえ、検査一つとってもそれだけ慎重なものなのね・・・私なんて病気だらけのポンコツだからか、検査しろ!と勧められたら断るという選択肢があることすら頭になくて馬鹿正直に鵜呑みにして今まで受けてきてたわ〜。検査にしろ検査にかかった費用にしろ、無駄が多かったかもね。でもそれは結果がどうもなかったとわかったから今となっては『無駄』に見えるかもしれないけど、「血栓があるかもしれないからしておきましょう」なんて言われたらやっぱり無駄とは思う事ができずに受けてしまうね。たとえ高額でも。あ〜、こちらの心理を見ぬかれて医療側のおもうつぼ!やわ〜。T_T
削除不幸中の幸いかどうかわからないけど、今日健康保険会社のサイトにいったら、検査内容ごとにコストを比較できる機能がついてて、それで今度受けることになるだろう脳のMRI(例のダブルビジョンの原因が脳からだから)がどれくらいかかりそうなのか試しに入力してみたら・・・
個人負担額が下は71ドルから上は691ドルまで。(保険会社への請求額が下が282ドルから上がなんと2762ドルまで)同じ検査でここまで差がでると、遠いところまで運転してでも安いとこいこかなーって思ってしまうわ。
ちなみに今まで受けてきたうちの近辺の大きな病院は全て平均値よりずっと高額でした・・・そんなこととも知らずにこの13年間サーチもせずに便利で指示されたところで「はい」と素直に何も考えずに受けてきた私があまりにも無知すぎましたわぁ。T_T
払える人が払えない人の分まで払うなら、えのふむは今までたくさんの人を助けたのね。だとしたら、やっぱりアメリカをささえてる。
返信削除これからはない袖は振れませんってことで本当にどうか適正?最低限?な費用で済ませて欲しいです。
あと、良い週末になりますように。
一年前は一緒にいられて、日記読むと幸せな気持ちが蘇ります☆
医療費を払えないアメリカ人を支えているのか、それとも病院のビジネスに貢献してんだか・・・。しかし払える人の多めに請求ってのはやっぱりどうも納得いかないね。医療費請求はすべてミスター・トランプへ。(笑)
削除これからは時間に余裕のあるときは事前に見積もりを出してから、どこで検査するか決めたほうがいいね。それだけですんごいストレスやけど。T_T
日本にいたらこんなくだらないことの時間もお金もストレスも奪われなくて済むのにね。いちいち家の購入時のように交渉しないといけないシステムってのをやめてほしい。
そうそう。私もこないだ思い出してたのよ。ちょうど一年前やったなーって。^^あのとき、私体調あまりよくなったよね。じゃあやっぱり体調があんなにも安定してたのは半年くらいか・・・って。またきてね。^^