大切なお友達が余命宣告を受け、ショックで今もまだそんな現実を受け入れられず、毎朝5時に目が覚める。
心配や不安やショックや怒りや悔しさなどのいろんな感情がぐちゃぐちゃになってずっと一日中胸のなかがざわざわしている。
時間を取り戻せないだろうか。
1年前に戻って彼を助けることはできないだろうか。
などとできるはずもないことを繰り返し考えては消え、そしてまた考える。
今できることはただそっとしておいてあげること。
本人でも家族でもない私が彼に突き付けられた現実を受け入れることができないのだから、本人が「はい、そうですか。」と簡単に受け入れられるはずがないのは当たり前のこと。
受け入れるようになるまで時間がかかるだろうし、ひょっとしたら最後まで受け入れることはできなかもしれない。
それでもきっと今、彼は彼なりにいっぱい考えて考えて、不安と戦いながら自分の気持ちを少しずつ整理するという作業をがんばっているのだと思う。
どんなにがんばっても理解しようとしてもこれは経験した当人にしかわからない人生で最大の辛さ。
今はそっとしておいてあげるのが今の私たちにできる精一杯の思いやりであり、彼が助けを求めてきたときにいつでも差し出してあげられる手を用意しておくことが大切だと思っている。
自分のことのように、自分の家族のように辛い。
気持ちがどこにも定まってくれない。
彼の気持ちや彼のご家族のことを思うと胸が張り裂けそうだ。
父も50歳くらいだったか、癌を患った。
私も今は51歳。
いつなにがあってもおかしくない歳になったんだと痛感する。
すでに同級生をこれまでに何人も亡くしてしまった。
自分にとっても、家族や大切な友達にとっても後悔のないように生きなければ、と思う。
明日はもうないかもしれないと思って一日一日を大切に生きる。
いつの間にかこの掲げた人生の目標を忘れてしまっていた。
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